長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年3月14日水曜日
映画を見に行く。ユダヤ人は、なぜ迫害されるのか
新聞で、映画の広告を見た。「ナチス占領下」「ユダヤ人」「アウシュヴィッツ」「逃亡」などの字が、チラッ、チラッと、目に入ると、見に行きたくなる。気晴らしのつもりもあって、午後から、町のアーケードを抜けた小さな映画館に出かけた。7、8人ばかりの客が見ていた。ドイツ軍将校が出てくると、なぜか、心がさわぐと共に、憎しみも湧いてくる。この感情はどこから来るのか。ポーランドへ10回も旅行をしているので、その歴史、国土の風を感じるのか。それにしても、なぜユダヤ人はこのように迫害され、嫌われたのであろう。ヨーロッパ全体で、犠牲となったユダヤ人は600万人だった。ユダヤ人を憎しみ、偏見を持ち、嫌う言葉に『反ユダヤ主義』という言葉がある。これらはユダヤ人の歩んだ歴史を抜きには語れない。ユダヤ教を守りつづけ、他民族との同化を拒んで、さまざまな国で、異質な存在とみなされていった。杉原千畝が救ったユダヤ人は6.000人といわれる。杉原のビザが救うことのできたのは、1.000分の1であった。
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