聖コルベ館に勤めた頃、毎年、元日には、一番乗りは、誰だろう、と興味があって、待っていた。『元日のエリザベット』さんも、その組に入る。写真に『2012・1・1』と数字が読める。
★だが、この元日の訪問は、一番乗りじゃ、なく、閉館5分前の入館でした。それで記憶に残った訳です。「初めての長崎旅行。レンタカーのライトを1晩じゅう、付けっ放しで、バッテリーが上がる、トラベル。困惑したが、来ました。すみません」。勿論、閉館後でも、トマ修道士は、心よく迎えた。見学の後、修道士は、娘さんと話す。聞いて、(長崎弁)たまがった。
★娘は、2人。長女は、『当たり前』、普通を歩む。次女、この子が、異なる道を行く。中学を出て、高校に行かない。社会で、勉強。音楽雑誌の編集者募集に応募した。大勢の申込者の中で、就職したのは、彼女だった。おどろくじゃ、ないですか。3年間勤めて、貢献し、信頼された。文章が、ウマイ。選んだ編集者は、エライ。
★それを聞いたトマは、この家族に、大きな期待を寄せて、夕べの祈りも忘れる程だった。それに、彼女の経験に更に、おどろく。「タイへ、旅行。現地の子供たちの美しい目に感動した。将来は、タイへ住んでみたい」と、平然と言うのだ。修道士は、付いて行けないよ。こうして、会話で、終わった。
★あれから、9年が流れる。あの次女は、どうなったんだろう?
★あの日から、母を『元日のエリザベット』と呼んだ。母・エリザベットは、長崎へ8回来ている。毎回、トマ修道士に出会っている。入院の時も、誓願の金祝の時も、トマが、黙想.会の話を愛野教会で行なった時も来た。トマも、長崎・和牛『牛肉弁当』で接待した。『ポーランド・コルベ神父の写真展』にも見学に来た。
★日記に載せるため、携帯で、確認。
「あの、元日。タイへ行きたいと言っていたが、どうなった?」「タイへ行ったんだけど、すぐ、ミャンマーへ移る。旅行会社を立ち上げ、5年、活動した。今、2年前から、日本へ帰る。夫と2人で、平凡な暮らし。毎日、部屋のソージ。3月30日が、誕生日で、27歳になった。本人は、もう、終わった、と言っています」「え?27、で、もう終わった?」。唖然、『当たり前』『ふつう』の生活を歩んでいるのは、おもしろい。今後の人生に、期待が、ふくらむ。
★【昨日の閲覧者数=統計】1385。
アヴェ・マリア
返信削除今日の日記は元旦のエリザベットさん!
嬉しく拝読
次女さんは、まだまだ27歳
神様の恵みが豊かでありますように。
そして小崎先生の日記更新に感謝!
苦しい時に、助けてくれる人がいた。
返信削除「恩はその人には返せない。別のところで別の人に返していく。」
トマさん、ほんとにありがとう!
以前記事で拝見した元旦のエリザベットさんのお嬢さんのこと、
返信削除とても印象に残っておりました。
充実した9年間だったのですね。ほんとうに羨ましい青春の生き方です。
きっと、今は「ふつう」を満喫して、次のステップに行かれることでしょう。
ご結婚、おめでとうございます!!
トマさんの日記に登場される方々は、本当に優しくて魅力的な方ばかりですね。
トマさんの信仰生活のオーラが、皆さんを輝かせるのかもしれません。
今日も日記更新をありがとうございました。
お祈りしています。
返信削除コンポステラの巡礼の道からお祈りしております。
返信削除トマさんの日記で繋がる世界中の
返信削除方々と、こうして知り合えるのは
幸いです。
トマさん、元日のエリザベットさん、
冒険を続けるお嬢さま、
背景においでのご家族皆さま、
ジンクーエン。
トマさんが出会われた方々の交わり、
様々な資料、書かれたメモや多くの
記述をどのように整理され、
記憶と記録に留められているのか、
学びとりたいと思っています。
重なる時代に肉体を持って交流できて
いる幸せを受け止めています。