去年の5月に、ポーランドから1家族がホームの私の所に訪ねて来た。主人は日本人。奥さんはポーランド人。5歳の女の子の名前は、百合香ちゃんだった。彼は、写真映像作家。ポーランドに在住。奥さんはイヴォナさんといった。
★先日、ポーランドから映画班の一行が私を取材に来たが、その案内役というか、お世話役と言うか、それが彼、山平茂美さんだった。1年前に出会ったことが懐かしい。あのとき、「ポーランドの赤カブのスープがおいしい」と奥さんに語ると、手軽な紙袋に入った赤カブのスープや、その他のスープ、お菓子などを8月頃に送ってくれた。
★今度は、取材班に同行した山平さんから、重たい、紙袋に入ったお土産をもらった。大事に包まれており、大瓶に入った一見、「ピクルス」らしきものが入っていた。フタが空かない。必死の思いで開けると、キュウリに似た、細長、緑のものが、灰色の液に浮いている。ポーランドから、わざわざ持参されたものだった。「ピクルス、かな?」と、一口食べてみると、酸っぱい味がしない。
★ピクルスといえば、ポーランド人修道士たちが居た修道院では、好評の食品だった。キュウリを酢づけにしたもので、サッパリして、変わった味の「つけもの」だった。日本の修道士たちも好んで食べていた。
★修道院では、ポーランド人たちは、このピクルスと、牛乳を腐食させたヨーグルトを好んで食べた。通常、食事のときは、沈黙で食べる。ヨーグルトが出ると、院長の機嫌が良くなり、沈黙が解かれて、賑やかになるのだった。思い出もある。日本の修道士もピクルスを好んで、日本人の炊事係りも時折、作って食べさせた。
★いただいたお土産の瓶入りの「もの」は、キュウリではなく、似てはいるが、味が違っていた。酸っぱくない。ポーランドで、何と呼ばれる食品かは分からない。
★娘の「百合香」ちゃんの写真を山平さんが下さった。可愛い、少し成長したポーランド少女のほほえましい姿があり、裏には、絵があり、DLA OJCA OZAKI YURINKAと書いてあった。
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