「なに、食べているんだ?」「うなぎ、です」「いい、なあ」
★椿原(施設の中の私立・小中)の学校時代の教師、藤下先生に、携帯で頼んだ。「どこか、連れて行って下さい」「いい、ですよ。トマさんの行きたいところ、たまには外に出ましょう」
★藤下先生は、学校を定年退職して、6年ほどになる。奥さんを病で亡くして、今は犬の散歩を楽しんでいる。
★「まず、シスターの墓参りに行きましょう」と呼びかけたのは、先生だった。「そうだ、ね。そう言えば、命日は、10月19日だった。もう、過ぎてしまったよ」。忘れていて、ごめんね。先ず、いつも買っている100円ショップで、造花を買い揃えた。何度、こうして造花を買ったことか。他にも、ラジオや、時計、懐中電灯などの電池を買い求めた。
★山のシスターの修道院へ向かう。先生の同級生がシスターになっている。「ちょっと、寄りたい」。シスターと玄関で、お互い、笑い合う。それから墓地へ下った。お世話になったシスターだが、もう遠い人になってしまった感がする。調べて見ると、48年が経っている。
★墓地から一気に、町の諫早へ走りました。先生自慢の車だが、最近、運転を間違って、バスに衝突したそうだ。書店へ寄った。ずらりと並んだ本を見るのも久しぶりだった。2冊の本を即座に求めた。
★昼食に行ったのが、うなぎ屋・専門の「福田屋」です。文久三年の創業、と箸の紙にかいてあった。「文久三年って、何年ですか」。支払いのときに聞いた。「1863年」と聞こえたようだった。確かに、福田屋のウナギは、おいしい。ここは、ウナギ料理だけしか、ない。タレをかけるサジまで付いている。
★帰りに、写真屋へ寄って、デジカメの写真を皆、紙焼きに申し込んだ。300枚ほどあったから、1時間20分はかかるという。「では、2日後、ここを通るので、そのとき貰います」
★こうして今日を終わったが、ロザリオには間に合った。「気力」「気力を出そう」の一日でした。
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