自室のベランダから写したホームの庭。三角の影は、玄関の塔。干し柿をくれた男性が手掛けている花壇の列。奥の赤い屋根は、故・初田園長神父さんが建てた館。今は、男性職員の憩いの館になっている。
★きょうは、2か月に1度の理髪の日だった。きのうの夕食時に、職員が食卓をまわって、クジを引かせた。線が並んでおり、線の下は隠している。上に名前。トマの所に回って来た時には、2つしか空席がなかった。「これ」と左側を指した。今朝、教えられた順番は、7番目だった。6番目が、瀧神父さん。順番待ちの時間があるので、入浴する。ゆっくりと時間をつぶして、理髪の部屋へ。瀧神父さんが椅子に座っていた。次は、トマ。おかげでアタマが、サッパリとなった。それで午前中は、過ぎ去った。昼食後は、ベッドに横になる。時間は、ゆっくりと過ぎて行く。
★午後から何を書こうかと思った時、アタマに浮かんだのが、若い頃、病んだ姿の写真だった。この写真、見てください。昭和29年のトマです。65年前だよ。やつれて、やせて、苦難の日々だった。熱が毎日、8度前後あり、血尿・甚だし。腰痛が、ひどい。とにかく、眠い、とメモにある。どん底の試練だったが、それでもメモ日記に、次のように書いている。「①身のまわりを、いつも清潔にし、ヒゲなんか、つとめて、そり、おちぶれないようにする。②よく病気の苦しみにたえる。ほがらかに、安心しきって、すべてを、まかせる。③文句をいわぬ。出来るだけ、与えられた食事は、みんな食べるよう、努める」。こんな事を書いていたなんて、泣けてくるよ。よー、ガンバッタな。(首に掛けているのは「マリアさまの旗」だった。当時は、よく流行って、神学生などは掛けていた)
★いや、いや、④もあった。「感謝の心を失うな。いつもアタマを下げて、感謝せよ」。65年の歳月が流れて、まだ生かされている。91歳になった自分に、そんな気持ちというか、覚悟というか、あるだろうか。沢山の人のおかげで、この歳まで来た。それだけは言える。「きょうは、サンパツして、アタマも、スッキリ、なったよ。カンシャだね」
長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2019年10月21日月曜日
2019年10月20日日曜日
見たメは、ん?中身はウマイ。干し柿のごとく耐えて生きれ
トマの自室の隣、ベランダに「干し柿」が吊るしてある。隣の男性は、入居しても老いを感ぜず、花壇の花植えや、雑草取りなど、こまめに働いて、カラダを動かしている。
★入居者も、1軒の所帯です。干し柿を吊るすなど、生活感が出ている。キョロ、キョロするトマのメに、入らぬわけがない。食堂で、声をかけた。「干し柿ね、あれ熟したら、2つ、くれんね」。男性は、ウン、ウンと、うなずいた。
★自室で、ガラス戸を背にしていると、トン、トンと、ガラス戸をノックした。男性が干し柿を4つ持っている。「やあ、ありがとう。2個で、いいよ」と受け取ったのが、これです。見たメは、販売品にはならんが、すぐ食べた。完熟して「おいしい」。この味だよ。子どもの頃、食べた天然の味だよ。最近は、見たメを気にするじゃないですか。カッコウ付けるとか、イケメンとか、ね。問題は中身の人生完熟だよ。小さな事だが生きている喜びを感じる。中身はリッパに完熟です。
★昼食は、鍋の日で、チャンポンだった。大きなナベに、チャンポンを煮る。ナガサキだから、チャンポンだよ。栄養師さんが率先して、調理師さん、職員さんらが準備したり、大変だよ。こちらは、待って、食べるだけだから、ありがたい。感謝しないと、ね。でもホンネを言うと、トマは、チャンポン、2杯で十分です。これだけのチャンポンを、食卓4人。男1人と女性3人で分け合って食べた。
★きのうの夕方です。自室の廊下側が、西にあたる。東のガラス戸から朝日よく見るが、西側の夕暮れは、あまり見ない。夕食を終わって、自室に帰る廊下で見た夕焼けでした。静かに今日も暮れて行く。思わずデジカメで撮った。
★日々、健康で、食欲も、睡眠も、心の安定も、祈りも、安定、変わらないのが幸せです。「人では、なく、悪と、戦います」。どこかで、チラッと見て覚えた言葉が、きょうのシメとなりました。
★入居者も、1軒の所帯です。干し柿を吊るすなど、生活感が出ている。キョロ、キョロするトマのメに、入らぬわけがない。食堂で、声をかけた。「干し柿ね、あれ熟したら、2つ、くれんね」。男性は、ウン、ウンと、うなずいた。
★自室で、ガラス戸を背にしていると、トン、トンと、ガラス戸をノックした。男性が干し柿を4つ持っている。「やあ、ありがとう。2個で、いいよ」と受け取ったのが、これです。見たメは、販売品にはならんが、すぐ食べた。完熟して「おいしい」。この味だよ。子どもの頃、食べた天然の味だよ。最近は、見たメを気にするじゃないですか。カッコウ付けるとか、イケメンとか、ね。問題は中身の人生完熟だよ。小さな事だが生きている喜びを感じる。中身はリッパに完熟です。
★昼食は、鍋の日で、チャンポンだった。大きなナベに、チャンポンを煮る。ナガサキだから、チャンポンだよ。栄養師さんが率先して、調理師さん、職員さんらが準備したり、大変だよ。こちらは、待って、食べるだけだから、ありがたい。感謝しないと、ね。でもホンネを言うと、トマは、チャンポン、2杯で十分です。これだけのチャンポンを、食卓4人。男1人と女性3人で分け合って食べた。
★きのうの夕方です。自室の廊下側が、西にあたる。東のガラス戸から朝日よく見るが、西側の夕暮れは、あまり見ない。夕食を終わって、自室に帰る廊下で見た夕焼けでした。静かに今日も暮れて行く。思わずデジカメで撮った。
★日々、健康で、食欲も、睡眠も、心の安定も、祈りも、安定、変わらないのが幸せです。「人では、なく、悪と、戦います」。どこかで、チラッと見て覚えた言葉が、きょうのシメとなりました。
2019年10月19日土曜日
本会・修道者たちの長崎「兄弟の集い」。楽しみ、祈りと、語らい
「やあ、ひさしぶり」「変わり、なかった?」「がんばって、いるね」。長崎地区、4つの町で宣教している本修道会の修道者たちが18人集まった。
★司祭が9人。修道士が9人。修道士が多いのもチカラ強い。本会の特徴です。コルベ神父さまからの流れがあるんですね。フラテル「兄弟の集い」と言います。(司祭2人が欠席)
★トマは、ホームに入って、兄弟たちと一緒に祈る機会が少なくなった。だから隔月ごとの、この集いを楽しみに参加している。
★午後3時に、諫早の食事処に集合。お互いに顔を合わせると、打ち解けます。先ずは、祈りです。その日の聖務日課を祈る。最後は、ラテン語で聖母賛歌の「サルべ・レジナ」を歌う。これが又、いいんだね。一緒に、声を合わせて歌う。心がワク、ワク、燃え上がりますよ。特にホームの生活は、単調で、寂しいからね。兄弟たちだけで、一緒に祈り、歌うと、修道士の身分がよみがえり、うれしくなり、好きです。
★次に、各修道院からの報告がある。そして各人からの自由な報告・意見もある。ホームから参加しているトマは、聞いていて、「風」を感じましたね。各修道者たちは、各々の務めに応じて、最適な判断をしながら、運営を果たしていく。その兄弟たちの活動に「風を感じ」ました。自分も若い頃は、そうだった。テキ、パキ、やった。今は老いで、アタマの回転も、にぶくなる。とても今の自分には「風」を受け止められない、よく分かるのです。
★足で歩いて、働ける事は、神さまの恵みです。人々が幸せになるように、兄弟たち、皆さんは、歩いている、困難にも立ち向かって解決していく。聞いていて、老いのトマにも、その余波の喜びが伝わってくる。
★報告や意見の後は、会食になる。なごやかになる。楽しいひと時を過ごした。
★来月末に、恒例の聖母の騎士学園の聖劇が、長崎市内の会場で上演される。その報告もあった。題は「ゴルゴタの丘」。2年に1度上演される聖劇で、毎度、好評で、期待されている聖母の騎士高校生たちの劇です。
★司祭が9人。修道士が9人。修道士が多いのもチカラ強い。本会の特徴です。コルベ神父さまからの流れがあるんですね。フラテル「兄弟の集い」と言います。(司祭2人が欠席)
★トマは、ホームに入って、兄弟たちと一緒に祈る機会が少なくなった。だから隔月ごとの、この集いを楽しみに参加している。
★午後3時に、諫早の食事処に集合。お互いに顔を合わせると、打ち解けます。先ずは、祈りです。その日の聖務日課を祈る。最後は、ラテン語で聖母賛歌の「サルべ・レジナ」を歌う。これが又、いいんだね。一緒に、声を合わせて歌う。心がワク、ワク、燃え上がりますよ。特にホームの生活は、単調で、寂しいからね。兄弟たちだけで、一緒に祈り、歌うと、修道士の身分がよみがえり、うれしくなり、好きです。
★次に、各修道院からの報告がある。そして各人からの自由な報告・意見もある。ホームから参加しているトマは、聞いていて、「風」を感じましたね。各修道者たちは、各々の務めに応じて、最適な判断をしながら、運営を果たしていく。その兄弟たちの活動に「風を感じ」ました。自分も若い頃は、そうだった。テキ、パキ、やった。今は老いで、アタマの回転も、にぶくなる。とても今の自分には「風」を受け止められない、よく分かるのです。
★足で歩いて、働ける事は、神さまの恵みです。人々が幸せになるように、兄弟たち、皆さんは、歩いている、困難にも立ち向かって解決していく。聞いていて、老いのトマにも、その余波の喜びが伝わってくる。
★報告や意見の後は、会食になる。なごやかになる。楽しいひと時を過ごした。
★来月末に、恒例の聖母の騎士学園の聖劇が、長崎市内の会場で上演される。その報告もあった。題は「ゴルゴタの丘」。2年に1度上演される聖劇で、毎度、好評で、期待されている聖母の騎士高校生たちの劇です。
2019年10月18日金曜日
長崎行。定期の診察。この日は気が重い。帰りの昼食は〇〇だ
ヨゼフ・クリニックへ行く診察の朝です。高原修道士さんが車を洗う。きょうは、5人が車に乗った。
★高原修道士さんが運転。その隣、助手席には橋口修道士さん。長崎・聖母の騎士で、聖ヨアキム・聖アンナ(聖母マリアのご両親)の会がある。高齢者のための信心会です。
★後ろの席に、ホームから聖ヨアキム・聖アンナの会に出席する女性、ヨゼフ・クリニックへ診察へ行くトマと、山内園長神父さん。車が出発すると、ロザリオを唱えた。信心から、きょうの一日は始まる。
★9時前に、クリニックへ着いたのに、待合室には20人程の患者さんが待っておられた。待ち時間が長い。1時間40分は待っていた。高木院長先生から「山内春治神父さま」と呼ばれて、診察室へ。次いで、「ブラザー」と呼ばれて、診察室へ。心電図、血液採取されて、待合室へ戻ると、2時間は経過していた。山内園長神父さんが医院を出て行く姿が見えた。高木先生は「100まで生かす」と言われる。有り難いけど、生きるのも、老いるのもツライよ。
★無事に、診察を終えて、高原修道士さんが現われるのを待った。なかなか来ない。30分程待っていた。携帯を忘れて、連絡がつかない。受付の看護師さんに電話をかりて、連絡した。「隣の道で、もう長い間、待っているよ」「えー、そうなの。知らなかった」。クリニックの脇の道路に車は待っていた。「スマンな。ゴメン」
★帰りの昼食は、ホームでは食べられない料理を感謝していただきました。「神さま、おゆるし下さい。こんなゼイタクをして、でも、おいしかったです」。100まで生きるかな。
★高原修道士さんが運転。その隣、助手席には橋口修道士さん。長崎・聖母の騎士で、聖ヨアキム・聖アンナ(聖母マリアのご両親)の会がある。高齢者のための信心会です。
★後ろの席に、ホームから聖ヨアキム・聖アンナの会に出席する女性、ヨゼフ・クリニックへ診察へ行くトマと、山内園長神父さん。車が出発すると、ロザリオを唱えた。信心から、きょうの一日は始まる。
★無事に、診察を終えて、高原修道士さんが現われるのを待った。なかなか来ない。30分程待っていた。携帯を忘れて、連絡がつかない。受付の看護師さんに電話をかりて、連絡した。「隣の道で、もう長い間、待っているよ」「えー、そうなの。知らなかった」。クリニックの脇の道路に車は待っていた。「スマンな。ゴメン」
★帰りの昼食は、ホームでは食べられない料理を感謝していただきました。「神さま、おゆるし下さい。こんなゼイタクをして、でも、おいしかったです」。100まで生きるかな。
2019年10月17日木曜日
むかしの話。イビキ大きい。無呼吸が長い時は3分間、危険だ
きのう、業者が来て、毎晩、鼻の両穴に『はめる』機器を取り替えました。CPAP(シーパップ)機器といいます。
★ホームに入った頃、5年前の、今頃です。寝ているトマのイビキが余りにも大きかった。聞く人がビックリする。ヨゼフ・クリニックのお医者さんに相談すると、国立病院を紹介されて、1晩、入院して、寝ている呼吸の状態を医学的に調べてもらった。
★おどろきました。イビキが、1時間あたり平均約212回。イビキは呼吸の停止や低下によって、発生するそうです。呼吸の停止と低下、つまり呼吸が止まるのは、1時間あたり平均で58回でした。なんと無呼吸状態が、長い時は2分55秒も止まっていた。自分自身、ビックリしましたよ。よくぞ、呼吸が止まって死ななかったモンです。感心している場合じゃない。
★そこで付けたのが、鼻から空気を送るシーパップ機器の利用です。5年前から付けて、毎晩、寝ています。入院の時も持参して、付けて寝ている。業者さんが1年前に来ているので、点検の電話をかけてみた。すると早速、自室に来た。機器も新しくなったからと、きのう、新品と交換しました。写真が、その機器です。電話をかけると、すぐに業者さんが来て処置してくれる。ありがたい会社です。
★この危機は、サンソを鼻穴から送るのでなくて、空気を送る。そのため小さな水槽がある。これを付けると無呼吸が無くなります。状況は、毎月の定期診察のヨゼフ・クリニックに、日々の記録が送られてくる。診察では、その結果を見せられるのです。結果は毎度、良好。安心して休んでおります。
★週に1度は、機器の部品、ホース、水タンク、フィルターの洗浄が必要です。医務室の看護師さんに頼んでいます。まあ、長生きすれば、いろいろ有ると思いますよ、人生には。
★ホームに入った頃、5年前の、今頃です。寝ているトマのイビキが余りにも大きかった。聞く人がビックリする。ヨゼフ・クリニックのお医者さんに相談すると、国立病院を紹介されて、1晩、入院して、寝ている呼吸の状態を医学的に調べてもらった。
★おどろきました。イビキが、1時間あたり平均約212回。イビキは呼吸の停止や低下によって、発生するそうです。呼吸の停止と低下、つまり呼吸が止まるのは、1時間あたり平均で58回でした。なんと無呼吸状態が、長い時は2分55秒も止まっていた。自分自身、ビックリしましたよ。よくぞ、呼吸が止まって死ななかったモンです。感心している場合じゃない。
★そこで付けたのが、鼻から空気を送るシーパップ機器の利用です。5年前から付けて、毎晩、寝ています。入院の時も持参して、付けて寝ている。業者さんが1年前に来ているので、点検の電話をかけてみた。すると早速、自室に来た。機器も新しくなったからと、きのう、新品と交換しました。写真が、その機器です。電話をかけると、すぐに業者さんが来て処置してくれる。ありがたい会社です。
★この危機は、サンソを鼻穴から送るのでなくて、空気を送る。そのため小さな水槽がある。これを付けると無呼吸が無くなります。状況は、毎月の定期診察のヨゼフ・クリニックに、日々の記録が送られてくる。診察では、その結果を見せられるのです。結果は毎度、良好。安心して休んでおります。
★週に1度は、機器の部品、ホース、水タンク、フィルターの洗浄が必要です。医務室の看護師さんに頼んでいます。まあ、長生きすれば、いろいろ有ると思いますよ、人生には。
2019年10月16日水曜日
「はな」ちゃんに、小クマの縫いぐるみ。でもリンゴが好きだよ
「はな」ちゃん、ホームに来る。やァ、久しぶりだね。かわいいな。赤いドレス、似合っているよ。ヤンチャだね。
★ボクが持っていた小さなクマちゃんを、2つ、やった。うれしそうな「はな」ちゃん。2016年3月2日、おひなさまの時に誕生したから、3歳と8ケ月だよ。保育園に通っている。
★「はな」ちゃんが生まれた時から見守ってきた。「はな」ちゃんの好きなモノ、知っているよ。「リンゴだろ」。きょうは、リンゴはないよ。お母さんの絵里さんも、嬉しそう。介護で懸命に働いている。老人ばかりが食事している食堂に入って来た。
★「はな」ちゃんには、これらの、ジイチャン、バアチャンは、どう映っているのだろう。「ハイ、ピース」。あいきょうが、あるね。クリ、クリした、おメメ。こりゃ、将来、美人に、なるバイ。平成28年に生まれて、令和に生きる。スマホの時代を生きる。
★いや、いや、時代は、もっと、もっと変わるだろう。世の中は便利になる。しかし一番望むのは「ヘイワ」だね。「はな」という名前が気に入った。「はな」のように、美しく育ち、どこの場所でも、リッパに咲いて、まわりの人たちを幸せにする。そんな人に、なれ。
★交通事故に気をつけるんだよ。「はな」ちゃんの写真は生後3か月から、時折々のスナップを大切に残している。写真をながめて、育っていく姿が楽しみだ。「こんど、来たら、リンゴ、あげるケンな。また、おいでよ」
★きょうは、午後から来客がある。だから早めに日記を書きました。
★ボクが持っていた小さなクマちゃんを、2つ、やった。うれしそうな「はな」ちゃん。2016年3月2日、おひなさまの時に誕生したから、3歳と8ケ月だよ。保育園に通っている。
★「はな」ちゃんが生まれた時から見守ってきた。「はな」ちゃんの好きなモノ、知っているよ。「リンゴだろ」。きょうは、リンゴはないよ。お母さんの絵里さんも、嬉しそう。介護で懸命に働いている。老人ばかりが食事している食堂に入って来た。
★「はな」ちゃんには、これらの、ジイチャン、バアチャンは、どう映っているのだろう。「ハイ、ピース」。あいきょうが、あるね。クリ、クリした、おメメ。こりゃ、将来、美人に、なるバイ。平成28年に生まれて、令和に生きる。スマホの時代を生きる。
★いや、いや、時代は、もっと、もっと変わるだろう。世の中は便利になる。しかし一番望むのは「ヘイワ」だね。「はな」という名前が気に入った。「はな」のように、美しく育ち、どこの場所でも、リッパに咲いて、まわりの人たちを幸せにする。そんな人に、なれ。
★交通事故に気をつけるんだよ。「はな」ちゃんの写真は生後3か月から、時折々のスナップを大切に残している。写真をながめて、育っていく姿が楽しみだ。「こんど、来たら、リンゴ、あげるケンな。また、おいでよ」
★きょうは、午後から来客がある。だから早めに日記を書きました。
2019年10月15日火曜日
若者に、戦争や原爆の体験を引き継ぐ。平和のために喜んで
★教師になったとき、「平和学習にチカラを入れたい。小崎さんの原爆の体験を聞かせて下さい」。大学の教授の先生と一緒に、明るい笑顔をみせた。
★ああ、いいですよ。喜んで語りましょう。戦争や原爆を知らない世代に、語り継ぐ願いもある。応接室で、2時間ほど話した。話しに熱が入り、自分でも何やら感きわまってか、涙も出て来た。「録音しますからね。写真も撮りますからね」「ああ、いいよ」。もう、この歳になったら、話したことも、真実だから、あとは、ドウなろうと、キヤなろうとも、いいでしょう。
★応接室には、瀧神父さんも同席した。大学の教授の先生と、瀧神父さんとは親交がある。メールのやり取りも行なっている。「大学生たちは、午後2時に来ます」とトマが知ったのは、瀧神父さんからでした。
★トマの原爆の話は決まっている。17歳の少年が見たこと、感じたこと、行動したこと、そのまま語っている。20世紀の最も悲惨な出来事は「原爆」と「アウシュヴィッツ」だった。体験の中で、人間の解決の糸口として、どうしてもコルベ神父が出て来る。
★「生きるとは、『孤独と出会い』、『愛とイノチ』、これが人生」。この信念は変わらない。母親の原爆死。兄弟はいない。孤独に落ちる。しかし修道士になったお陰で、沢山の出会いがあった。出会いの中でも意味ある出会いが、コルベ神父から命を助けられた男性との3度の出会いだった。コルベ神父のお礼を求めない真実の愛、そして男性が受けたイノチの尊さ。それらを考える時、私にとって、「これが人生」だった、と語った。
★話の後で、瀧神父さんが、ささやいた。「これまで何度も話を聞いたが、新しい部分もあったよ」。おそらく秘めていた出来事、自分に涙が出た出来事だったのだろう、そう思った。
★大学生たちは、レポートにまとめます、と希望に満ちた、明るい顔を残して去った。
登録:
投稿 (Atom)
