今日は、コルベ神父の誕生日です。
ポーランド。この家で生まれた。
1894年、明治27年。トマが、家の写真を写した。(生誕から77年が経過した1971年10月)。生誕の部屋には1組の夫妻。初めて日本人を見て、おどろいた。
★今朝のミサ。司祭が「生まれる前に失った命。生まれても虐待、暴力で失った命のために祈りましょう」と告げた。「コルベ」は「命」につながる。
★聖コルベ生誕110周年のお祝いに、トマ修道士は、日本から25人の巡礼者を連れて、祝賀会、ミサ、お祝いに参加した。
生家は、教会の所有、記念館となった。
地元の皆さんと交流して、親ぼくを深め、着物姿で、踊りや、尺八の音色を披露した。楽しい思い出をつくる。
トマ修道士にとっては、10回目のポーランド。この旅が最後になった。
コルベ神父は、47歳で殉教した。
★殉教した「餓死の地下室」。現在の場所は、レリーフや、ローソクのススで、黒く変化している。
収容所の女性案内者は、本当はここが同じ部屋と教えた。
「こんな部屋でー」。胸が痛む。
右の端にあるのは「トイレ」だよ。餓死室に10人が居て、どんな役割を果たしたか、考えると、もう胸が耐え難いほど痛む。想像を絶する。
★なぜ、そんなにコルベ神父に、こだわるのか?
今の世の中、汚れと、ウソ、偽りに、まみれても、コルベ神父のように、真実、「愛と命」に貫いた人がいる。
どんな逆境でも、「生きよう」と希望を持つ人が居る。我々に、希望と、愛を、人の進む道を教える人じゃないですか。
★その原動力は「マリアへ完全な奉献」と「イエスの如く生きる」信念にあった。この暗い地下室で、飲まない、食べない。1滴の水も与えられず、「はだか」で、「我、かわく」の状態で、神の生命に抱かれた。イエスに似た、生涯だった。
★今朝の司祭の言葉を思い出す。「生まれずに、消えた命」「生まれても、虐待、育児放棄で、失われた命」。かわいそう。
聖コルベ神父様のお誕生日おめでとうございます。
返信削除イエス様の私達のための十字架上での死に
コルベ神父様の餓死室での死が重なり心に強く響きました。
感謝と祈りのうちに