2020年3月6日金曜日

「起承転結」。人生も、そう、なんだ。いよいよ「結」の段階か

もう、春の日差しだね。サン、サンと、陽の光が、ホームの建物、庭にふりそそぐ。庭に、教会の鐘楼が投影されている。のどかで、静かな、ホームだね。
★誕生日に、長崎市の白浜さんが、お祝いのケーキと、ルルドのお水10本と、日記の1月分をプリントに起こした分を、事務所にあずけて、会わずに帰った。
★日記の1月分を読んでみた。いいこと書いているじゃないか。心配なんか、するなよ。小崎ブシを生かせ。読みごたえは、あるぞ。自画自賛だが、そう思った。
★学生の頃に習った言葉に「起承転結(きしょう・てんけつ)」がある。文を書くとき、先ず書き出しがある。それを受け継いで、物語を広げる。そこへ転換・転機が起こる。これが面白さを盛り上げる。やがて収束。結びに至る。これが文章の骨になる。
★思えば、人生も、そうじゃないでしょうか。生まれて、成長して、やがて転機がおとずれる。チャンスが有るわけだ。チャンスを逃がしたら、惜しいなァ。自分に、どんな才能があるのか、見つけて、伸ばす。時が経てば、老いで、結ばれる。
★写真は、湯江教会の祭壇の生け花です。今朝のミサで、司祭に、親戚の「故・マリア・フミヱ」のために祈って頂いた。ミサのなかで、名前を読んでくださった。母方の少ない親戚です。3年忌です。私が高校生時代に、数々の思い出がある。「生者は、死者との、つながりで、生きている。彼らは、無言であるが、無ではない」
★今日、「はな」ちゃんのお母さんから、「読んだよ。ダンナも読んだ。喜んでいたよ」と声があった。
★ホームで動く車椅子の老人たち、彼らは、腕に力を入れながら、こいでいる。車を押して、助けてやれば、美談に見える。そうじゃない。彼らが自分でチカラを腕に入れる。この自立心が大切なのです。そこが介護の難しいところです。
★人生の、イジメや、ダマしや、マサツに悩んだ青年が、人を嫌って、全く人間が来ない森のなか深く、一人で生活を何十年もつづけいる。取材テレビが初めて訪ねた。笑いは忘れていなかった。その彼が、テレビに言った。「幸せとは、不幸を乗りこえた者が、わかる、よろこび、だね」。なぜか、その一言が心に残った。

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