昨夜(25日)は中秋の名月、十五夜だった。真ん丸い月が、光々と照らしていた。「月下美人、今夜は、きっと咲くぞ」。夕方、5時半、2つの花がふくらんでいた。夜8時過ぎが、左の写真です。風が強い夜で、花は揺れていた。手で掴んで合わせて撮った。10時過ぎ、右が、見事に咲いた期待の月下美人です。ホームの辺りは静寂。詰所に夜勤の2人職員が居るだけ。誰も知らない、見ていない夜に、美しい純白の大きな花が、見事に咲いた。
★普通は7時半過ぎにはベッドに付くのだが、昨夜ばかりは気になって10時過ぎまで起きていた。これまで9月の9日から観察してきた月光美人だったが、素晴らしい満開の姿を見ることが出来た。満足して、この夜だけ、10時過ぎに眠りについた。
★昨日は午後から長崎の千草さん(写真・左)、蓉子さん(運転)が姿を見せた。「トマさんから『パワー』を貰いたい」「パワーなんて、無いよ」「イヤ、すごい人生でしょ、尊敬しますわ」「恐縮だよ。でも、ね。この間、テレビで原爆のドラマがあったが、あれ見て、本当に、よくぞ生きてきたな、と思いました」「そーですよ」「それに結核で、右の腎臓、取つちゃって、左も、侵されて死に目にあった」「看護師のシスターに助けられたモンね」「そのシスターが亡くなって、今年10月19日、50周年を迎える。ミサと、墓参りと、会食をしたいね」「決まったら案内してね。お祈りに来るから」
★ホームでは昼食のとき、半年ぶりに食卓の席替えが行なわれた。みんなは、ソワ、ソワ。どの席に行くか。トマの思いは、明るい場所で、皆さんが一望できる所で、牛乳を温めるのに、レンジの近くが好みです。結局、同じ場所で、入江さんが抜けて、同じく瀧神父さんと、他に同じ女性が一緒の4人の席になった。
★湯江教会では、昨日から「修道会の創立者・アシジの聖フランシスコの祭日(10月4日)」に向けて、9日間の祈りが、ミサ後に始まった。
★今日は午後から火災の避難訓練が予定されている。ホームでの火災は恐ろしい。訓練には進んで参加します。
★『トマさんのことば』月光美人を見て思う。幼い頃に洗礼の恵みを受けた。一時期、教会を遠ざかっても、いつか、また教会に呼び戻される。幼い頃に植えられた芽は、必ず又伸びて花をひらかせる。そこが信仰生活の大切なところです。信仰があれば、自分の人生も、他者の人生も、大切にする。