近所の明子さんが、毎水曜日、夕食前の30分ほど、自室に来て談笑される。昨日が、その日だった。明子さん「きょう、なんの日だか、知っている?」「知らない」「わたしの誕生日よ」「ええ、そうなの。おめでとう」。明子さんとは長いお付き合いです。入居のときから、この4年間、毎週来てくれて励ましを与えて頂いている。誕生日にあたり、子ども達から立派な花が届いたという。ホームのお花の係りの職員さんに頼んで、教会に飾ってもらった、とも言う。写真がその豪華なお花です。
★きょうは朝から長崎・ヨゼフ・クリニックへ。あいにく高原修道士さんが不在。代わりに岩田事務長さんが運転してくれた。途中、岩田さん夫妻で、イタリア巡礼に出かけた話が聞けた。娘さんのシスターがローマに留学している。ジャムさんの親切な案内も感心した。
★医院の待合室に患者さんは3,4人だった。名前と「ブラザー」付きで呼ばれて、先生の診察室へ。先生は「とにかく歩きなさい」という。「歩けませんよ。フラフラです」「椅子に座ってでも、いい。両手を前後に、両足を上下に動かすだけでも、いい」「ゼノさんの映画の新聞記事、読みましたか?」「読んだよ。映画は、見られないの?」「DVDが合わないそうです」。そして先生いきなり「知能テストをしよう」「イヤです、いいですよ。突然に、困るなァ」。看護師に連れられて、カーテンに閉じ込められた。アタマを整える。(野菜の10個)。急いで連想した。
★「3つを言いますから、覚えてくださいね。後で聞きます」「わかりました」「サクラ、ネコ、電車」。ホームの一角に、サクラの木々を見下ろす明るい部屋がある。その部屋の角に、ネコ(キイロ)ちゃんを看護師さんが飼っている。(サクラに、ネコ)と、それを、しっかりとアタマに刻んだ。次々の質問をこなしていく。30点満点のうち、30点で合格でした。「ネコちゃん、合格だよ」。写真は、そのネコちゃんです。ホームのお年寄り達に可愛がられているキイロちゃんです。飼い始めて3ヶ月ほどになるかな。「サクラ、ネコ、電車」忘れないぞ。