大阪の孝子さんから、小包が届いた。この女性からの小包は、もう中を見なくても分かっている。袋入りのお菓子が、6、7個。それに黒の毛糸で編んだ帽子か、マフラーが入っている。ああ、やっぱり、そうだった。
★白の紙に、裏表に、孝子さんの直筆の手紙があった。「百才過ぎて、ご恩忘れず、編むマフラー。田川姓にかえれば、母恋し」。グッとくる便りだよ。「百才過ぎて」とは、孝子さんは大正6年、1917年4月生まれ。確かに、もう2018年になろうとしている。「ご恩忘れず」とは、一緒にポーランド旅行へ巡礼した。その事を示しているのだろう。
★裏に、まだ、文章の、つながりがあった。「すっかり、ご無沙汰していますが、ご容態いかがですか。チョコレートの原料、『カカオマス』。体に大変いいそうですよ。12月から寒さ、きびしくなりそうです。お大事になされませ。孝子」
★電話をかけたが、出ない。大きな建物の4階に住んでいる。2度、3度、訪ねたこともある。孝子さんは独り住いだが、とにかく、ジッとしていない。字を書いたり、絵を描いたり、手編みをしたり、カラダを常に動かしている。それが健康のヒケツだろう。時折、こうして便りや贈り物があるのは、ダツボウ、あるのみです。感謝して、みんなで分けて喜びました。孝子さん、いつまでも健康でいてください。
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