2017年4月13日木曜日

「トマさんのことば」が出来る物語②最初の本に感動

小さな本の作者、野々村哲さん、塩沢美樹さんが、長崎市大山の教会前で撮った写真です。見事なサクラと、マリア像があります。(裏に2015年4月撮影とある)。美樹さんかの最初の手紙が添えられていた。
★「湯江教会で一緒に居た『彼』とは、トマさんの本、日記の言葉、写真、絵などについて、いつも話をしています。私たち2人は、カトリック信者ではありませんが、長崎のキリシタンの歴史など、実際にその土地へ行き、見て、聞いて、触れて、本で調べ興味を持ち、少しづつ学んでいます」
★「トマさんのブログを拝読していますと、今まで関わった患者さんや、亡くなった祖父母のことを思い、心がしめつけられるような時があります。トマさんのような素直な気持ちや、考えなどを、表に出される方はやはり少なく、気付くかされることが多くありました」
★「苦しみそのものを取り除くことはできないけれど、大丈夫と思えるようになるまで一緒にいることや、見守ること、ニンゲンとして、カンゴシとして、できるよう努力していきたいと思いました」。美樹さんの思いが綴られていた。
★それに美樹さんの、1つの願いが書かれていた。「トマさんが弁士を努めた『我、世に勝てり・日本26聖人』のDVDを拝見したい」とのことだった。
★手紙の最後、「年をとるのは」歳を重ねるのでなく、「年を取る」引き算しなさい、すると若くなる、と小さな文字で書かれていた。
★早速、返事を書いた。日本26聖人のDVDと、「生かされて・ある修道士の半生・48分)のDVDも送った。
★すると、同じ月の4月29日に、小包と、2回目の手紙が添えてあった。開いて見ると、それが「トマさんのことば」(タテ12cm、ヨコ12cm。34ページ)の小さな本だった。手にしたとき、「え?こんなの、作ってくれたの」。驚くやら、感激するやら、嬉しさ一杯だった。
★「トマさんへ何かお礼の気持ち、感謝の気持ちを表せないだろうか、と考え、考えた結果、世界に1冊だけのアルバム(本)を作成させていただきました。トマさんのブログ、著書に書かれた言葉の中で、私の心が喜び、深く心に刻み込まれた言葉と写真に、私や彼の写真を入れました。トマさんの日々を、そっと、あたたかく見守っています。『省略しない心』を大切にします」
★なぜか、この事はブログに載せていない。夏になって、8月9日、長崎原爆の日、母の命日に、初めて、「トマさんのことば」の本を戴いた事を書いて、その中から、母の写真と言葉を載せて、彼らの本作りを紹介した。
★すると8月21日、美樹さんから3回目の手紙が届いた。

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