2017年4月1日土曜日

入院4日目  恵まれている自分

朝の快適さは、看護師の検温に来た声掛けに始まる。人は声を出すことが必要だ。声は人の心に浸透して行く。特に朝の声は瞳に光る小さな閃きの様だ。
★俺は病気のベテランだ。もっと堂々としておれよ。
★病名を並べた所で、誰も褒めるもんはおらんだろう。だが前のベッドの人、隣のベッドの人の病気は見ていて大変だ。自分で乗り越えるしかない。
★昼飯に(ドカンと)赤飯が出た。何の意味があるのだろう。分からない。昭子さんが来る。
★昼寝の後、高原修道士さんが来た。新聞を渡してくれるが昨日の新聞だった。読まずに捨てた。しかし考えてみたら彼にとって3月31日は深い意味の日となる。4年間務めた。この日を以って退職した。居所は今と変わらずホームの隣の修道院に居る。彼にとっては新しいスタートとなる。勉強もしたいと彼は言った。
★高原修道士さんにはこれまで大変お世話になっている。これからも続いてお世話を頼むよ。それが願いである。

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