部屋を変わる際、混雑の中で、一枚の写真が出てきた。
★私が撮った写真です。ゼノ修道士と、女性がにこやかにアクシュして喜んでいる。ここは、今のここのホーム。後ろの建物は、昔こんな屋根のホームでした。いつ頃でしたか。昭和40年代と思います。表情を見てわかります。当時の老人たちは、明るさ、笑い、喜びがあったように思います。なつかしい写真です。
★ゼノさんも、いいカオしていますね。優しさに満ちていますね。ゼノさんは、時々、ホームを訪ねて、皆さんに声をかけていました。彼の決まり文句。「ゼノ、いそがしい」「死ぬヒマないよ」
★この後、ゼノさんは、タオルでアタマに鉢巻をして、老人たちと庭で踊った。その写真も撮っている。ネガが、聖コルベ館に保存してある。
★この写真を撮ったのは、50年前ですから、その頃の私は、働き盛りだったが、ホームに対して、どんな気持ちを持っていたのか。暮らしているお年寄りたちを、どのように見ていたのか。まさか将来、長生きして、ここで自分がお世話になろうとは、夢にも考えなかったであろう。
★修道士の身分で人生を貫いて、本当に良かったと思っています。
★「ベリタス・ウーナ。真理は、一つだよ。コルベ神父さまは、よく言っておられた」(コルベ神父に出会って洗礼に導かれた八巻先生)
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