長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年3月16日金曜日
登明日記の読者がやってきた。パワーを下さい
朝、聖コルベ館の開館と同時に、電話で予約の男性が1人、入ってきた。「はじめまして。千葉からです」。長崎はこれで3度目だが、今度、来た目的は2つある。①浦上天主堂の朝ミサで祈ること。今朝、行って来ました。次は②小崎サンに会うこと。実は10年来の騎士誌の読者で、記事を愛読している。3年前から登明日記も読んでいる。「日記を読んでいると、自分と重なってくるのです。洗礼を受けました。あと1年で、65歳になる。それまでは頑張りたい。ぜひとも会いたいと願って来た。パワーをください」。こんな熱意のある人は初めてだ。お互い気持ちが通じるのか、会話は、ポン、ポンと、笑いのうちに、はずんだ。はや時計は12時を指している。「せっかく来たから、ルルドで祈りなさい」と、祈りを勧める。その後で、わざわざ訪ねてきたからには・・・と、いっしょに町へ出て、いけす店で、イカとサシミの昼食を食べた。こんなサービスは殆どしないが、この人だけは特別の感じがした。「小崎サンからご馳走まで頂くって思わなかった」と大いに喜び、午後2時頃、別れた。こういう来客もめずらしい。長崎の旅で、ゲンキになったであろうか。
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