長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年1月20日金曜日
軽を運転して、市内の「ふくの湯」へ。気持ちも楽し
朝から、「行こうか、行くまいか」と、迷っていた。第3金曜日で、聖堂では、老人のため祈りがある。みんな一所懸命なのに、「オマエは、それで、いいのか」。でも、思い切って、軽を運転して、市内の山にある「ふくの湯」(写真)へ出かけた。露天風呂からは、長崎市内が180度展望できる。「おお、満足じゃなあ」と堪能していると、親友が1人、フロに入ってくるではないか。湯のなかで彼との会話がはずんだ。軽で、山をくだる。運転しながら、周辺を眺めると、老人ばかりが目につく。公園の花をボンヤリ見詰める男性、橋の欄干に寄り添って、新聞を広げる男性、とにかく老人ばかりが、なぜか目につく。そして思う。退屈しているんだな。それに比べて、聖コルベ館に居るだけで、多くの見学者に出会う身分の幸せを感じた。3年後、5年後の計画は立てない。1日、1日、生かされている感じで、毎日を過ごしています。夕方、新聞記者がゼノ修道士の話を聞きに来るという。「全部は説明しないよ。基本的なことは勉強して来なさい」
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手厳しいですね。
返信削除ゼノさん、どんな記事になるのか楽しみです。
ナカナカ、手厳しい方ですの、ね。でも、ま、記者職ともなれば、基礎中の基礎と。
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