長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年1月9日月曜日
北海道の夫妻よ。ゲンキでな。また来いよ。
「え?北海道から来たの。遠いなあ」。長崎から北海道は遠い感じ。「前にも来たこと、ある。ブログに載せてもらった」「え?そうなの」。調べて見ると、昨年の1月に、有った。たったの1行、それでも夫妻は喜んでいる。「ブログ、読んでます」。ブログを読む人、騎士誌を読む人、私の本を読む人、こんな人が来ると、そりゃ親しみを感じますよ。私が「ニンゲン、生きる為の大切さ、なに?」。46歳、ダンナはアタマを掻いて「自分の無知、無力さを感じること」。38歳の妻は「自分、独りじめでなくて、いいこと、分け合う。相手を大事にする心です」。私が更に「長崎を周って、なに思う?」。ポン、ポンと、質問する。主人「コルベ神父、こういう人が居たんだな」。妻「迫害があっても殉教する人、信仰がつよい。とても自分には出来ない」。妻が信者。ダンナは教会まだ。去年は外海。今年は島原。時間がゆっくり有るというので、48分間のビデオ『生かされて(修道士の半生)』を見せた。その後、私と3人で、聖コルベ館で弁当を食べた。夫妻は恐縮している。「いいんだよ」。いろんな見学者が来るが、すーっと入って行ける人と、ただの説明で終る人と、出会いは様ざま、ご縁も様ざま、その辺の成りあいが楽しい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿