2019年2月21日木曜日

27年目の手紙。「写真集」が縁。1つ1つが、つながる喜び

「写真集」は、これまでに150枚のおハガキを頂きました。「写真集」を受け取って、お礼の手紙も届いています。その中の1通をご紹介しましょう。
★滋賀県の篤子さんより。「27年前、高校の修学旅行の時に、聖コルベ記念館を訪れました。資料を残していたはずだと、探したところ、頂いたお手紙と、聖コルベ館ニュースが見つかりましたので、送ります」
★ニュースには「来館者のお便り紹介」欄に、A子の匿名で、「私は高校生です。先日、『長崎オラショの旅』を読みました。3月に長崎へ修学旅行で行きます。1日、自由研修で自由に巡ることができます。誰も行かない、長崎らしい所へ行きたいです。聖母の騎士修道院に伺ってもいいでしょうか、教えてください」
★手紙には、聖コルベ館から出した私の手紙のコピーが入っていた。平成3年3月4日の日付になっている。便箋2枚に書かれた文字、27年ぶりに自分の文字を見て、ちょっと、胸が高まった。「人の一生は短いものですが、その間にも、いろいろな人や本、物事、はては病気、災難などに出会います。その出会いを受けとめ、自分のものにすることによって、人間は年輪のように成長してゆくものと思います。教会に行くきっかけになったことも、大切に育てて下さい。人間にとって何が真に価値のあることなのか、教会の教えから見い出して下さい」。まじめに書いているな、と思った。後の文がある。「聖母の騎士のルルドや教会、聖コルベ記念館にも自由に入ることができます。いい旅になるよう祈っています。旅のあと、楽しい体験や思い出を、またお便りに書いて送って下さい。有意義な高校生・生活になりますように」
★旅行の後の高校生A子さんの手紙がニュースに載せてあった。大浦のホテルに泊まったので、先生の許可を得て、友達8人で大浦天主堂の朝ミサに参加した。感動して友人の2人は涙を流していた。浦上天主堂では叙階式が行なわれていた。信徒の「アーメン」の声が大きくて、びっくりした。永井隆博士の墓、中町教会、26聖人、そして聖母の騎士へ。ルルドで祈り、売店で買い物をした。外国人の修道士さんにお会いした、など書かれていた。
★「写真集」のお礼の手紙には、最後に、こう書かれていた。「旅行の次の年、洗礼を受けました。『長崎オラショの旅』を読んだこと、トマさんからお手紙を頂いたこと、修学旅行で聖コルベ記念館へ行ったこと、一つ、ひとつが、つながって、今の私があります。トマさん、ありがとう。

1 件のコメント:

  1. 滋賀県のA子こと、篤子です。
    記事にしていただいて、恐縮ですが、同時に嬉しいです。
    トマさんのお手紙は私の宝物なんですよー。
    あれ以来、長崎を訪れる機会が無いまま、今日に至っています。
    またいつか再訪したいですね。

    返信削除