★ホームに入って、4年半。静かで、単調だが、今年になって良い事が幾つかあった。1月に、ポーランドから勲章を貰った事です。平凡な修道士が勲章を貰えるはずがない。確かに推薦者が居る?ブリ神父さまです。そう信じている。(と言うと、ブリ神父は、しきりに、イヤ、イヤと、首を振っていた)。次は、3月で、90歳になった事です。皆さんからお祝いを受けた。そして今日は皆さんと出会えている。これもお恵みです。
★私の初めての信仰体験は、北朝鮮の港町で、小学生の頃、ただ1軒のカトリック。他の児童は総て、仏教。何故、私だけがカトリックなのか、小さな胸を痛めた。特に歴史で「キリシタン成敗」「島原の乱」など出てくると、学校へ行きたくない。母は熱心に信仰を守っていた。祈りは欠かさない。★旧制中学の受験のとき、筆記、体力試験も終わって、口頭試問になった。当時は軍国主義の時代。天皇は神さま。「君は、キリスト教だね、天皇の軍隊と、キリストの軍隊が戦争をしたら、どっちに付くか」と問われて、少年は、棒立ちとなる。彼は思い切って、答えた。「キリストの軍隊に付きます」。合格となった。今、考えて、合格を与えた先生は、「合格だ」と叫びたい。


★母は、15歳の私を、聖母の騎士のルルドへ連れて行った。母から、ルルドへつながり、ポーランドの修道士につながる。コルベ神父につながり、ブリ神父にもつながった。
★信仰とは、「つながり」だと、私は思っております。
★ところが、この世は、思いがけない事が起こる。あの大天主堂が、一瞬の内に崩壊し、信徒1万2千人の内、8千5百人が亡くなった。人生には、時として、「どん底」に落ちる。その時、如何に生きるべきか。大きな課題がある。
小崎さんの
返信削除心に響く体験や信仰の語り
そしてペンの力を日々励みにして生活しております。