2018年2月7日水曜日

ネコちゃんが来たよ。笑いが起こる。かわいい命

「ネコちゃん、つれて来たよ」。午後のホームの陽当たりのいい場所に、老人たちが10人ばかり静かな時間を過ごしている。そこへ介護職員・松村クンのネコ。ネコちゃんが来ると、急に賑やかになった。笑いが起こる。急いで自室からデジカメを持参して写真に撮った。
★「今日のネコ、名前、なに?」「ミカン」「オスね。メスね」「オス」「ああ、それでミカン色の服を着ているんだ。似合っているな」「もう1ピキ、隠れて居るよ、それは、バナナ」。バナナは、老人の着ている毛糸のガウンに包まれて、姿が見えない。「どれ・・・」と覗くと、顔を見せてくれた。こっちのネコはカラダが小さい。
★こうして時々、松村クンが家のネコを連れて来るのだが、ホームの老人たちに、明るさと、ほほ笑みを与えている。動く生きもの、ネコちゃんって、かわいいモンだ。ホーム生活には、たっぷり時間があるし、寂しくもあるしね。「生きもので、キョロ、キョロ」。今は歳老いて、老人になった女性たちを眺めていると、ネコちゃんに生き生きする姿が、愛(いと)しくなる。昔は若い時代もあった。
★テレビが、こんな事を言っていた。「昔は、モテタでしょう。若かった時はネ。いろんな人が声かけて、くれたでしょう。今は、お巡りさんが、声かけてくれる」

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