シスター永松のことを思い出した。時々夢を見る。優しい看護師さんだった。シスターから命をもらった。彼女の奉仕がなければ、今のトマはいない。椿原の学校の教師だった藤下先生に運転をお願いした。
★藤下先生は、自慢の電気自動車を持っている。運転に応じてくれた。懐かしい山道を走る。養護施設の中に私立の小・中があって、2人は助け合いながら教育に励んだ。子供たちとの戦いや、慰めや、励まし、笑いなど沢山の記録がある。その学校も今は無くなって寂しい。途中、農村に、ひまわりの畑があった。子供たちは、この辺の農家におせわになったものだ。特に、お寺さんと、町会議員を懇意にしていた。
★先ずは、修道女院に寄って、数人のシスターと会話をする。メロンのご馳走をいただく。
★シスターのお墓で、お花を交換して、色とりどりのお花を添える。シスターが亡くなったのが、1968年(昭和43年)、来年で、50年になる。それでも忘れない。人生って、ふしぎなものだと思う。心の中では、シスターはいつまでも若くて、優しい。声をかけてくれる。世の中に、忘れ得ない人が、1人でも居てもいいではないか。シスターの存在は、生きるチカラであり、励ましでもある。シスターが、きっと守ってくれる。これはトマの小さな信念だ。
★『トマさんのことば』。お礼文⑤静岡県、恵子さん。「とても素敵なご本に感動いたしました。読み始めてから涙がポロポロ流れ、泣きながら最後まで読みました。私の宝物になりました。大切にいたします」
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