福岡から、電車を乗り継いで、3時間かけて、訪問に来られた。昌子さん(左)と、須磨子さん。写真の右上に生け花があるが、誕生日に2人の名前で贈ってくれた花です。
★遠方から、わざわざ訪ねてくれて、ありがとう。昌子さんは旅行の添乗員、フランス・ルルド専門のガイドさんです。「ルルドの町は洪水で大打撃をうけたが、ほぼ回復しました」。ルルドの女性が、日本へ来て、長崎のコルベ神父のルルドを参詣した。小崎修道士にも出会った。ルルドの女性とも知り合いになる。「写真を撮らせてください。ルルドの女性に送ります。観光客の店を開いています」
★須磨子さんの方は、看護師で、既に引退されて、教会のお手伝いや、各方面で活躍されている。登山が趣味で、お元気な女性です。話題が豊富で、殆ど須磨子さんが賑やかに語っていた。
★「なぜ、来る気になったの?」「2人の空き時間が、ちょうど合ったからです」
★須磨子さんとの出会いは、もう長くなる。小学2年の聖(ひじり=ひっちゃん)を、自宅マンションの近くの道路で、交通事故で失った。会社員の青年が、呆然と立っていた。それからの苦しみは、もんもんの日々。相手を許すのは、耐え難い悲しみだった。それでも天国から、ひっちゃんの声が聞こえる。「ひっちゃんは、許しているよ。パパも、ママも、許してね」。許したがゆえに、心の目が開かれた。パパは洗礼を受ける。青年の結婚式には、ママと長男が参加して、祝福した。何十年経った今でも、ご縁はつづいている。
★悲しい歴史を乗り越えて、今の明るさ、喜びがある。苦しみは、いつまでも抱えまい。これら一連の実話は、自著「信仰の旅路」(聖母文庫)にも収録した。
★2人は、自室から、教会のロザリオにも参加し、祈った後、入江さんにも会った。昌子さんが、「入江さんですよね。ブログで見ています」。福岡から来ていると聞いて、入江さんは、娘の主人が、「福岡の自衛隊・音楽隊長をしているので、会いに行きなさい」と勧めていた。
★明るい笑いを残して、2人は去った。
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