朝、4時45分に起きる。5時20分に教会へ自室を出る。途中、職員さんに会うと、「ありがとう」「お疲れさま」だけ語る。後は何にも語らない。沈黙。今朝は、教会は、3人目だった。司祭と、94歳の女性がいた。自分の席に座る。その時が、一番、落ち着くときだ。瞑目して静かに、心の中で語る。
★次々と、司祭、修道士、信徒が入ってくる足音がする。私は前席なので、後ろの状態は分からない。教会の朝の祈りは、信徒も一緒に共同で、5時40分から始まる。時計を見た。「まだ、時間が、あるな」。今朝、書いた心境のメモが次の言葉です。
★「川の流れ、動いているのか、動いていないのか、わからない程の、ゆったりとした流れに乗った「ささ舟」。身をまかせて流れてゆく。大河か、小川か、それは、わからない。とにかく、まかせて移動していく。今は、そんな心境でおります」
★朝食のとき、同じ食卓の女性に、「ささ舟の絵を描きたいんだが、竹の葉っぱは、なかろうか?」「ウン、さがしてみる。あるよ」。女性は、自室に、竹の葉を一束持ってきた。子どもの頃を思い出しながら、ささ舟を作った。「こう、だったか、な」。そして絵を描いた。
★朝食の後で、介護の人たちが入った後、入江さんと、2人だけで、風呂に入った。なぜか、今日の背中流しは、丁寧に、丹念に、チカラが入っているように思えた。2日後、入院と知っている。
★昼食は、肉入りの五島ウドンだった。デザートにイチゴが付いていた。入江さんは私の隣の席。自分のイチゴ皿を私の方へ「ポイ」と差し出した。私は、フ、フ、フ、と、心の中で笑った。
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