2017年3月4日土曜日

聖コルベ館で勤めた納富さん。話の聞き上手です

ホームの職員の岩田さん(写真・左)が、突然、納富さんと一緒に自室に来た。
★納富さんは、私が聖コルベ館に居たとき、事務室に勤めて、来館者の案内などのお手伝いをしていただいた女性です。「4年と少し、勤めました」。納富さんにはお世話になりました。その間、聖コルベ館を訪ねた人は、納富さんの思い出もあるでしょう。
★訪ねて来る人の話を聞いて、1つ、1つ、優しく、うなずいて、理解して、共感していた納富さん。特別なオーラを持っている女性でした。あの頃の聖コルベ館には、楽しい思い出が沢山あります。
★今の複雑な世の中、悩んでいる人は多い。その人たちの話を聞いてあげることで、その人は肩の荷が楽になり、元気を取り戻します。聞いてあげることが癒しの基本です。大事な方法です。納富さんは、その核心をつかんでいる女性でした。
★今は、諫早市唐比(から・こ)北に、「ひつじのじかん」という名の店を持っているそうです。「何軒か、店もありますから、ぜひ来てください」とのことでした。せっかく来ていただいたのに、詳しい話を聞けなくて、残念でした。
★2015年の年の暮れには、次男さんを連れて来られた。大学生で、警察官の志望と言っていた。あの息子さんは、どうなったのであろうか。私が、おしゃべりするばかりで、結局、納富さんの温かさに呑み込まれた時間でした。
★私は、今も思う。修道服を着て、聖コルベ館にイスに腰掛けてでも勤めたい。するとコルベ神父を訪ねて来る巡礼者は、修道士が迎えることで、ホッとするでしょう。修道服がモノを言うのです。中身は、弱い、コケやすい者です。それでも、いい。神の恵みに支えられて、出会いを楽しみたい、そういう日が来ないだろうか。

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