長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年1月24日火曜日
明日、幼稚園の子ども達が来る。さあ、待ってるよ
園長さんから「トマさん、幼稚園がコルベ館を見学に来ます。説明をよろしくお願いします」。幼稚園は聖コルベ館の隣の建物。子ども達は毎日、館の庭を、バスか、あるいは歩いて通っている。3歳、4歳、5歳の子ども達に、いま何を伝えるか。昨夜は夜中に目覚めたとき、考えた。今日は迎える準備。町に「アメ」を買いに行った。聖コルベ館を案内したあと、両方のカゴから1つづつ、自分で取らせているのが慣例。案内の話は覚えないが、お菓子をもらったことは記憶に残る。いつだったか、子どもと母親が入ってきて、「お菓子だけ下さい」と願った思い出もある。コルベ館だからコルベ少年の話もしなければだろう。いまの子ども達は何に興味があるか。ウソを言うな、ケンカをするな、イジメをするな、交通事故に気をつけなさい、野菜を食べよ、いろいろ有るだろう。愛といってもワカランだろう。結局、きれいな心、ゲンキなカラダ。仲良くすること。コルベ神父の白い冠、赤いカンムリを見せて、どっちが「きれいな心か?」と問えば、どう答えるだろうか。
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