2012年4月1日日曜日

この時期になると、病床に取り付かれる

庭のマリア像に、サクラの花が咲いた。やっと春になった。教会では枝の主日で、聖週間が始まる。ところが、どうも、この時期になると病床に取り付かれる。3年前のガン発症も聖週間だった。昨年は枝の主日は入院中であった。84歳になって、カゼを引くと、こんなにも辛いものか。セキ、タン、気管支の苦しみに悩まされる。ある朝はミサを欠席し、聖務日課も休んだ。じーっと自室で休んでいる。何も考えない。冬眠中のキツネか、タヌキか。マリアさまが優しく呼びかけている。ゆっくり休みなさい。4月には、また入院して、結石を粉砕する処置が残っている。マリアさまのご保護をお願いします。
終戦直後、聖母の騎士・小神に入ったとき、毎朝、夕べにも、このマリア像の前で祈って、大浦の東陵中学に通った。まだ軍国主義が残っており、背嚢せおって、ゲートル巻いて、10数人の小神生は行進して通学した。ぐれた学生を「ごろつき」と言ったが、彼らは道端にたむろして、学生が来ると、殴りかかってイジメた。ところが小神生が来ると、「おい、道ば、あけろ」と指示して、安泰に通してくれた。彼らは小神生たちを尊敬していた。このマリアさまを見ると、いつも、あの頃を思い出す。

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