★最初、バスがホームを発車した時、園長神父さまの先唱で安全のためお祈りを捧げた。次に事務長さんが「今日の旅には、神父さまも2人、修道士さんも居られる」と一声あった。トマは思ったね。修道士さん、なんて、公に言われたのは初めてだよ。信者でも、トマには「お父さん」とか「オンちゃん」とか呼びかける。ホームに入って、長崎で、だよ。こう言われるのは、何やら抵抗を感じる。修道士さんと認められれば、気持ちは、いいね。気分はチト快調になる。
★ホームから離れて、皆さんも、にこやかな顔になり、楽しさ一杯を運んだバスは走りつづけた。女性の職員さんが「飴の入った小袋」を配る。バス内は静かな音楽が流れていた。トマは多くの巡礼者をお連れして、バスで長崎県内を周ったオラショの旅を思い出していた。あの頃は、よくぞ頑張って、解説もしたものだ。いい思い出です。
★雲仙岳の噴火は1990年に起こった。この時、初めて火砕流の恐ろしさを知った。あの煙のような熱風はテレビで見て、今も脳裏に残ったいる。しかし200年前の1792年にも実は島原に噴火があった。「がまだすドーム」資料館に最初に寄りました。勉強にもなります。
★それから雲仙に登る。憩いの宿「青雲荘」での「くつろぎ」楽しみは心を和ませます。カラオケで盛り上がり、音頭を取るのは園長神父さまで、神父さま自身もカラオケを熱唱しました。
★トマは、「古城」「長崎の鐘」を歌った。長崎の鐘の後で、滝神父さまが、マイクを持って、音楽ナシで「これは永井博士が2人の子どもさん、誠一(まこと)とカヤノさんに伝えたかった歌」と紹介して、歌い始めた。これが、前の歌のつながりで、モテましたね。いい歌でした。文句は次の通りです。
★(1)広い野原で何さがす、/いつか、なくした首飾り、/いえ、いえ、四葉のクローバを、/誰かにあげようと、さがしている。/あー、あー、その心を忘れずに。(2)いとし、両手で、なに祈る、/明日の幸せなれの夢、/いえ、いえ、つぼみの白バラが、/開けよ、咲けよと、ただ祈る、/あー、あー、その心を忘れずに。(3)小さき、お耳は何を聞く、/父の足音、母の声、/いえ、いえ、鐘の音(ね)、アンゼラス、/溢れる喜び、アヴェ・マリア、/あー、あー、その心を忘れずに。
★感動しました。拍手しました。よくぞ、こんな歌を覚えていたモンですと、感心もしました。音符は、ない。滝神父さまのアタマの中に音符がある。エライもんだと思いました。永井先生に就いては、大抵は知っているトマも、これは知らなかった。ビックリもしました。今度の「ドライブ」の収穫でした。
★今日から、12月7日まで、無原罪の聖母マリアの祭日前の9日間の祈りが始まりました。ホームでは、朝、ミサ後に唱えています。これは聖コルベの作った祈りです。念のため、祈りを載せました。お祈り下されば幸いです。
小崎様 永井博士のお子様に伝えたかった
返信削除お歌を滝神父様がお歌いになられ、小崎様もご存知なかったと、どんなメロディでしょうか、滝神父様の
お歌を お聞きしたいと思いました ありがとうございます。