町の文化祭に出した「絵手紙」が戻ってきた。職員さんが「食堂の入口に展示しましょう」と掲げてくれた。賞状も、小さなトロフィーも、ある。車椅子の男性が、目を上げて見ながら「えらいモンですなァ」と誉めまくる。恥ずかしいですよ。「大した事はありません」「よー、書けとります」
★書道は自我流だし、絵は、長崎南画しか習った経験がない。でも、絵手紙は楽しい。3年もホームに居れば、月に1度の絵手紙で、2、3枚ほど描けば、かなり多くの絵手紙が手元に残る。それらの中から、先生が「今年は『額』に入れて出展しましょうね」。特別奨励賞を頂いた。昨年は書道で頂いた。「特別」が付くのは、老人ホームで頑張っているからお情けでの章か。素直な気持ちで頂きます。町の、暖かい心に感謝します。
★ホームのある町は、「高来町」という。この辺は、「湯江」。清流があり、滝があり、江戸時代から紙すきが盛んだった。今でも1、2軒はある。賞状の紙は「湯江」ですいた紙だそうです。賞状にも値打ちがある。
★「高来中学校」で、ニガイ経験がある。サッカーの合同試合があって、椿原中学の校長だった私が、開会の挨拶をすることになった。運動着姿の中学生たちを前に、壇上に上がった私は、これこそ、次の言葉が相当だろう。「ビビった」。冷や汗ものだったのを今も時折、思い出す。サッカーなどの雰囲気に慣れていなかった。
★高来には世話になりました。特に、高来中学校の校長先生には。いま、どうしておられるやら。
0 件のコメント:
コメントを投稿