島原の殉教者の聖堂です。島原の町に入ると、まず目につくのが、島原のお城です。お城の近く、白土湖(しら・ち・こ)という池がある。きれいな水が湧き出ているんですね。雲仙・普賢岳の湧き水です。大量の水・泉が吹き出しているから、それは見事です。その池の前にあるのが、島原のカトリック教会です。島原の殉教者に捧げられていて、教会はユニークな姿をしている。誰でも、自由に入れます。祈りが出来ます。殉教者に祈りましょう。多くの殉教者が、この地から出ています。★最初の頃は、平穏でした。ポルトガル人の商人や、宣教師が来て、賑わっていました。南蛮船が入る港もあった。帆かけ船だから、季節風が吹く頃に来航し、また季節風が吹き始めると、帰国するんですね。だから長期滞在となり、港は繁盛しました。でも、迫害になって、季節風が吹いても、船は来なくなった。殉教者も出る。悲しい時代ですよ。★教会の庭に、ご像が立っている。中浦ジュリアン神父像です。日本人のカッコウをしていますよ。ローマにも行った。日本人青年として、天文や、地理や、航海術や、ラテン語や、西洋音楽や、さまざまな先端・学問を習得した。エライ青年ですよ。ご像とアクシュしました。「パワーをください。信仰をください」と願いました。★宗教とは、何ですか。人は、なぜ存在し、生きているのか、問いつづけることにある。どのように、生きれば、いいのか。苦難も起こり、病気にもなり、裏切られる苦悶もある。いや、心の奥には、欲望もある。自覚している。いかにして救われるのか。安心がほしい。負けない力がほしい。そのような願いがあります。課題は昔も今も、変わらないでしょう。自分の人生を真剣に考えたい、そう思います。
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