長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2011年12月6日火曜日
少女の3つの願いはヒミツだよ。叶えると、いいな
先月の23日。国際日に浦上から、ごらんのように小学低学年の女の子たちがやってきた。ゆっくりと、4時間も聖母の騎士で過ごした。弁当も食べた。その15人の子どもたちから作文が届いた。そのなかに、こんな文があった。「聖母の騎士で、ワタシは3つのお願いをしました。それはヒミツです」というのだ。かわいいじゃないですか。少女にだって小さな願いがある。ひょっとすると「父ちゃん、カアチャン、ケンカしないで」。そんな願いもあったかも知れぬ。少女たちの願いをマリアさまはきっと叶えてくださる。そう思いましたよ。そのほか、印象にのこったのは、『コルベ神父さまのお部屋』『コルベ神父さまの髪の毛』『パパさまがお座りになったイス』など。それよりも、ビックとしたことは「エガオで迎えてくださった」というのです。子どもと言っても、ちゃんと見ているんだね。それらが小さなお友だちの心にいつまでも残るのです。「こんどは家族で来たいです」「ロザリオ、ルルドのお水、お祈り、沢山となえました」。小学1年から4年生までの低学年だよ。心はホントウに純粋だ。いつまでもキレイな心で居てくれるといいなあと思います。あの3つの願い、なんだろうなあ。ニンゲン社会は、いつも割り切れるのでなく、ミステリーな部分があってもいいじゃないですか。そんな気持ちでクリスマスを迎えたい。
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