突然、ポーランド国から名誉勲章を授与されるなんて、誰が想像できたであろうか。私としても、とても、そんな考えが、アタマの中に浮かぶことは1点も無かった。出来事は偶然ではなく、これには誰かが、手を動かした、申請をした者が居るはずだと思う。
★事の起こりは、コルベ神父の映画「二つの冠」が長崎で上映された日にある。当日、ポーランドの全権大使が上映会に見えられていた。おそらく勲章の授与を大使に進言したのは、ポーランド人の神父さんたちであろうと思う。左側・写真は、左からソボン・タデウス神父さま、ポウォムスキ・スタニスラワフ神父さま、トマが居て、後ろが、ブリ・ヤン・アロイシイ神父さまです。このブリ神父さんと関係がある。
★2年前に、ブリ神父さまの愛野教会で信徒たちに、原爆とコルベ神父の身代わりの愛の語り部を勤めたことがある。ブリ神父さんは非常に感激して、喜んでくれた。映画の上映が決まった時、ホームへわざわざブリ神父さまとタデウス神父さまが来られて、映画の前に短い話をして欲しいと、熱心に頼んた。「この勤めは、トマさんしか、話す人は居ないよ」。考えは揺れ動いて、途中で1度はお断りの手紙も出したが、結局、当日になると、上映前には急に話すハメになった。
★その辺から、ポーランド人の神父さま方を通じて、ポーランド大使へのお願い申請になり、それがポーランド外務省に通じて、勲章の授与になった、と私は思っている。神父さま方が勲章授与に適当すると判断されて申告されたのであろう。
★右の写真は、勲章を授与されて、感謝を述べるトマです。新聞記者も居たが、「長崎新聞」に出た見出しが満足だった。大きく「小崎さんにポーランド勲章」。長崎の人は「小崎さん」って誰だろう?思うだろう。それでも親しみを込めて「小崎さん」と呼んでくれたのが嬉しかった。それに長崎新聞の記事の最後の部分の文章が良かった。「大切な人に『ありがとう』と伝えることの大切さ、を訴えてきた」「コルベ神父は、戦争が生んだ人間の暗い闇の中に『愛』という希望の灯をともした」「愛と平和を貫いた人が居ると、若い人たちに伝えたい」
★今日は、その新聞記者に、お礼を一筆書いて、小冊子「トマさんのことば」を送った。
★ホームに入って、4年目を迎えた。入居の当時は、「自分は、この道で良かったのか」の迷いも起こったが、いまは考えも整理されて、勲章を授与されたことで、「ああ、自分の人生は、この流れの中にしか無かったんだ」と確信が持てるようになった。人間は弱い存在だ。常に迷っている。打開策のためにも受賞は意義があった、嬉しい、と感謝している。
おめでとうございます
返信削除自分の事のように!とてもとても嬉しいです。
ありがとうございます。
おめでとうございます!
返信削除一つのことに打ち込み、それが目に見える形で認められるとは、何て素敵な人生なんでしょう!
聖母もお慶びのことと思います。おめでとうございます������✨
返信削除† Ave Maria