2017年9月18日月曜日

「老人よ大志を抱け」。愛に目をさませ。真実を見よ

敬老の日です。歳をとるのは、ありがたいことです。老いると、痛みや不自由なところも出てきますが、生きるのは嬉しいです。いつ頃、書いた絵か知らないが、目に留まったので載せました。「少年よ、大志を抱け」という言葉に似せて、痩せても枯れても、まだ「大丈夫だ」と言いたかったんですね。少年の大志とは、夢と希望を持って、前に進めということでしょう。老人に「大志」はないのだろうか。いや、「老人よ、大志を抱け。喜びと、感謝と、気力を持って、前を向け」と言いたいです。生きている限り、人生に花は咲くでしょう。今まで、生かされてきた人生を喜びたい。「よくぞ生きて来られたな」が実感です。
★ホームに入っても覚えてくれている人がいる。昨日は、2人の男性が、「トマさん」と言って、自室を訪ねてくれた。2人とも、長崎・中町教会の信徒という。「トマさんの日記(ブログ)、毎日、読んでいますよ」。嬉しいことを言ってくれるじゃないですか。「トマさんのことば、読んだ?」「いや、まだ貰っていない」「じゃあ、差し上げよう」。彼らは、長崎の老舗のカステラを置いて去った。老いても、ホームに入っても、まだ忘れられていない。縁をつづけるのは嬉しいです。
★ホームに入ると、皆さんは、お年寄りばかりです。でも、まだ、まだ、花は開くぞ、と叫びたい。自分で、自分の背中は押せないが、グイと、押してくれる御方がいる。前に進めと愛してくださる御方がいる。老人にとって「大志を抱け」とは何だろう。痩せても枯れても存在自体が、「御方の愛に抱かれている」。愛に目をさませ、ということかも知れない。

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