我が主の御降誕、クリスマス、おめでとう。夜の8時。聖堂が真っ暗になった。集まった人びとは、手に灯をもって、歌いながら、行列を組んで歩き出した。「静ずけき、真夜中、貧し、うまや」「神のひとり子は、み母の胸に」。行列はつづく。聖堂の中央に設けられた「馬小屋」の前に進み、持っている灯を、幼子の前に、並べて置いた。心をこめたトモシビです。主任司祭の柳本神父さんの力強い声がひびく。「主は、皆さんと、共に」。大勢の人が集まって、歌い、ミサで祈った。願いは「家族は幸せに」「自分は清らかに」「素直に神さまを信じるものに」「誘惑や、悪に負けない強い心を持ちたい」。誰もが、求める祈りです。お祝いなのに、教会へ来れない人、病気の人、自由を奪われている人、戦火のなかにある人、神さま、見捨てないでください、と叫びたい。祈れるだけ、幸せです。歩けるだけ、喜びです。「ああ、今年も、クリスマスを迎えることが出来た」。ミサが終わる頃は、実感として、そう思いました。神さま、ありがとう。
私も、心からそう思いました。神様、ありがとう。
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