
長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2013年12月31日火曜日
司祭は言った。「日記を、ヤメなさい」。夢の中で、ショック。

2013年12月30日月曜日
映画・現代と戦争をつなぐ愛と命の物語。感動し涙を流す。

2013年12月29日日曜日
心は大阪にあるよ。うれしいなあ。出会いは楽しいよ。

2013年12月28日土曜日
ライモンド、年の暮れだよ。足を骨折した。気をつけるんだ。
2013年12月27日金曜日
生き延びて、口笛も出るさ。寒い風には負けないぞ。ピープー。

2013年12月26日木曜日
すき焼きを食べて、心も和んだ。話して、笑って、楽しい夜。
2013年12月25日水曜日
我が主の御降誕。馬小屋で祈った。歌った。グロリア、幸せ。
2013年12月24日火曜日
感動しました。生半可じゃ、ダメですよ。真剣の祈りです。

2013年12月23日月曜日
病気に耐える女子たち。50年の時を経て、苦しみにヒカリ。
大阪から、「小崎サン」と名前を告げて、母と、娘さんが訪ねて来た。お母さんの名前が、貞子さん。娘は、小百合さん。「同じ教会のお友だちで、みどりさん。いつぞや、ルルド参詣に来て、小崎サンにも会ったそうです。みどりさんに勧められて来ました」「ウーン?、いつだったかなあ」。考えて思い当たった。「フランスのルルドへ行きなさい、と勧めて、実際に息子さんとフランスへ行った女性がいた。あの人、病気でしたよ」「その人です。お友だちです」。そして、このお母さんも、病気と言った。ガンを病んでいる。手術もしました。最近、また影が写っているといわれ、心配しています。聖母の騎士のルルドの水を飲んでいます。この間、病院へ行くと、影が消えているといわれました。感謝の巡礼に、来ました。2泊3日の旅行だそうです。長崎では、真っ先に、聖母の騎士へ来ました。そして貞子さんが修道士に見せたのが、「病床で神との出会い」の記事であった。「え?これ、むかしの聖母の騎士だよ。知っているよ、この記事」。確かに覚えている。編集をしていた。昭和41年、1966年、2月号です。この記事、覚えている。病者の特集だった。「どうして、この記事、持って来たんですか」「私は看護婦をしていましたが、看護婦になった頃、勤めていた病院に入院していたのが、この方です。信仰の熱心な方でした。結核で、苦しんでいたのに、明るく振舞っていた。決して忘れない方です」。原稿は、4ぺージ。記事の女性は、「芸大、声楽科を卒業した。病気で、20年あまり耐えられて、49歳で亡くなられた」。原稿の最後に、センを引っ張った箇所があった。記事を持ってきた貞子さんが引いた線だった。そこを読むと、次の文があった。「私たちの総ての苦しみのうち、愚かな、全く無意味に思える苦しみや、また罪すらも、最後に、キリストさまにより頼むとき、総ては生きる。........つまり、御ひとり子を賜うほどに私たち人間を愛し給う神は、私たちに不必要な苦しみは決してお与えにならないということを、心の奥の深いところで、しみじみと感じております」。この記事を書いた「佐川みち子さん」。あなたの原稿は、記事は、50年あまりの時を経て、よみがえり、私たちの心に留まっている。「すばらしい、信仰、これも恵み」
2013年12月22日日曜日
日曜日。間もなく我が主の御降誕祭。静かな心、神やどる。
日曜日。ミサの後で、早くも、教会ホールで、クリスマス会が行なわれた。60人ほどが楽しいひと時を過ごした。子供たちの聖歌や、クイズがあった。「トマさん、出てください」「ハイ」と言いつつも、腰は重い。「問題を出しますから、わかった人は、いち早く、ピン、ポンを押してください」。じゃあ、言いますよ。「イエスさまの職業は、サカナ屋さんでした」「なーんだ、やさしいよ」「ピン、ポン」「ハイ、大工さん」「おめでとう」。小さなオミヤゲもらいました。長生きすると、いいことも、あるもんだね。トンじゅる、おにぎり、ケーキなど、食事があって、その後で、ひとり、ひとりの紹介。「聖コルベ館のトマです。3月1日が誕生日で、もう直ぐ、八十っと、伸ばしていると、みんなは笑った。八十六歳です。聖コルベ館の見学者は多いです。最近は韓国から沢山の巡礼者が来ます。出会いを楽しんでいます。お恵みがあります」。最後に、ビンゴで遊びました。カードを手にもって、呼ばれた数字を折っていく。「ハイ、整いました」。また、オミヤゲもらっちゃった。★クリスマスって、何の日だか、わかる?忘れては、いかんよ。神さまが赤ちゃんになって、この世にお生まれになった救いの日ですよ。ドンちゃん、騒ぐのが、クリスマスではない。ケーキや、サンタは、おまけの話だよ。「静ずーけき、この夜」。静かな心に、神は生まれる。神さまが、心の中に居つづけると、チカラ強いジンセイが送れます。そーだ、思い出すなあ、オレたち、子どもの頃は、「吾が主の、御降誕祭と、言ったんだよ」。夜中の12時にミサがあって、夜道を教会へ急いだ。帰りは、眠たくなってね。でも、楽しかったなあ。真っ暗闇でね。電灯の光も、うつろだった。あの頃が本当になつかしい。
2013年12月21日土曜日
長崎・善長谷の教会と、大きな木と、釣り下がった鐘の会話。

2013年12月20日金曜日
クリスマス・カードが届く。みんなのために、お生まれになる。

2013年12月19日木曜日
オバマの湯、3日目。長崎へ。これから寒さも厳しくなる。
寒い冬がつづいている。道路の片隅に、紅葉が集まってた。赤く染まって、散る葉っぱたち。寂しい気持ちになる。午前中に、白浜さんが軽で迎えにきた。気分爽快。長崎へ戻ってきた。★本当の聖性とは、神の国の喜びを感じることではなく、キリストのために苦しむこと、自分に打ち勝つことに、ある。(十字架の聖ヨハネ・16世紀の聖人)と書いていた。修道士だからといって、リッパな人間になった分けではない。弱さもあれば、欠点もある。それらを押さえて、戦う気持ちは、ゆるめない。常に打ち勝つことである。負けたときには、反省し、立ち直るように努める。その気持ちを忘れず、また長崎での生活に戻っていく。★午後からは、介護のヘルパーさん(男性)がきて、入浴の介添えを受けた。週に、2回。お世話になります。ありがたいことです。感謝します。
2013年12月18日水曜日
オバマの湯、2日目。湯に浸かって、カラダぬくもる。
オバマの湯は、カラダが温まります。高温の湯で、105度のお湯が湧いている。この度は、天候が、雨模様なので、部屋に閉じこもって、2度、露天温泉に入りました。お湯に入ると、心も安らぎます。★最近は、カラダの調子は良好のようです。ゲンキを出さねば、と思います。今年は、もう直ぐ終わりになるが、良い年だった。韓国へも、2度、行ったし、東京へも出かけた。体力も、気分も、快復してきた。時間が取れず、しばらくオバマの湯は、遠のいていた。今年は、これで締めくくりたい。お客さんが居ない。ゆっくり、風呂に入った。★ひとが、生きる上で、必要なこと、それは衣食住に、ある程度の安心感があることでしょう。自分もお役に立っている。その上で、愛されていることの実感があれば、最高によい。人の役にたつ喜び。自分も何かの面で、お役にたっている。生きる意味もある。それが喜びであり、幸いです。★湯に浸かっていると、何もかも、忘れます。次の日も、女性1人旅だけ、寂しいモンでした。
2013年12月17日火曜日
島原半島・オバマ温泉へ。1日目。カラダが、ほどける気持ち。
島原半島のオバマ温泉へ出かけます。2泊3日の予定です。今年、最後のオバマでしょう。★昨日は、セルギウス修道士の命日でした。埼玉の女性から、「セルギウスさま」と書いたお花が贈られてきました。感謝し、聖コルベの祭壇のマリアさまのご像の前に、飾りました。昨日の写真、セルギウスさんが立っている場所です。セルギウスさん、喜んでいるでしょう。セルギウスさんの思い出をお持ちの方、生きるチカラ、助けとして、大切に残してください。★雨が降っているが、島原へ出かけます。運転は、白浜さん。軽で、行きます。1時間かかる。★途中で、老人ホームへ寄り、先輩の修道士さんたちを見舞いました。ポーランド人ローマン修道士さん、99歳。フランシスコ中村修道士さん、92歳。「トマさんも、老人ホームへ入らんね」「おすすめ、ありがとう。もう少し後で、お願いします」。オバマには、湯けむりが立ち込めていました。温泉らしい場所です。黄色い建物が、富士屋さんです。客は、1人だけでした。その夜は、ゆっくり休みました。カラダのゼンマイが、ほどけていく感じです。夜中に、大量の尿が出て、カラダが、すっきりとなった。部屋は暖かい。地面、そのものが暖かいのです。オバマへ来ると、ゲンキが出ます。夕食には、牛肉のテンプラも出ました。ありがたいと感謝しました。
2013年12月16日月曜日
セルギウス修道士さんの命日。3年忌。牛乳、足りない朝。

2013年12月15日日曜日
長崎の港を見下ろす教会。日没の夕陽がすばらしい。

2013年12月14日土曜日
ライモンドのつぶやき。寒い世の中だよ。いいカオしている。
2013年12月13日金曜日
子どもたちと、祈る。きょうも、幸せがあるように。
2013年12月12日木曜日
幼稚園の子どもたち。カラダ・ゲンキ。心、優しく仲よく。
2013年12月11日水曜日
台湾の女性です。大阪で生活。絵本作家です。今から活躍。
美人の女性が来たよ。「ニー、ハオ」。台湾の人です。聖コルベ館に入るなり、いきなり、修道士の色紙を見て、「これ、買います」と、3枚も買ってくれた。「2年前にも、来ました」「そのとき、わたしに、会いました?」「ハイ、会いました。1月でした。修道士さんのブログも読んでいますよ。長崎オラショの旅、買いました」。そう言われれば、嬉しいね。「写真、撮って、ブログに載せると、言いました。しかし載せなかった」「ああ、ゴメン」。次に言った言葉が、思いがけなくも、「日本26聖人の映画、見せて下さい」。修道士は、びっくりしましたよ。喜んで、見せます。ホールを暗くして、映画を見せた。感動した様子です。台湾の人にも分かったかな。「ナミダ、沢山、出ましたよ」。台湾の、おばあちゃんが亡くなったとき、カトリックの葬式でした。それから洗礼を受けた。日本に来たのは、14年前です。日本語学校へ通って、デザイン・絵本科の専門学校で勉強して、絵本作家の仕事をしています。台湾で本を何冊か出している。この度は長崎に、5日間、滞在するという。昨日は、外海へ行った。「いま、心を惹かれるのは、隠れキリシタンです」。女性の顔は、輝いていました。何か、作品を書くでしょうか。長崎の信仰が、若い人の心に点じるのは、嬉しいですね。コルベ神父さまの絵本も書いてください。大阪に住んでいます。「日本26聖人の映画」のDVDをプレゼントしました。若い人に希望を持ちます。
2013年12月10日火曜日
サシミのごちそう。魚は決まっている。修道士の思い出話し。
2013年12月9日月曜日
マリアさまに、美しいお花を。シクラメンの花を飾ります。
2013年12月8日日曜日
聖なるものへの感動。思い出を大切に。自戒のいましめ。

2013年12月7日土曜日
ポーランドの修道士たちの写真集。オタクの女性が送った。
ポーランドから、1冊の写真集が、郵便で送られてきた。大きな、重たい豪華な本です。「ZAKONY」と題がある。ポーランド語は分かりません。内容から見て、ポーランドの修道会の紹介のようです。送ってくれたのは、「アンナ・ヴァニタチストゥコワスカ」さんです。覚えていますよ。ポーランドから、アニメの雑誌が送られてきたことがあった。日記にも載せました。10月7日でした。アニメの雑誌社に勤める「アンナ」さんです。アニメの雑誌に、『焼けたロザリオ』のポーランド語版を紹介したと、記事を載せていた。ありがたいと思って、返事に、お礼と、オタクの下敷き数枚と、雑誌を送ったら届いたようです。そのお礼に、また、この豪華な写真集を送ってくれたのです。★写真集のなかを見ますと、豪華な写真なので、すばらしいと思いました。もったいないとも思いました。ポーランドの色々な修道会の紹介のようですが、修道会の系統には、ベネジクト、アルベルト、アウグスチノ、フランシスコ、クララ、などがあるようです。行列や、祈りや、食堂や、行事などが、美しい写真で紹介されています。これを見ると、カトリックの力、祈りの力、熱意、活気、そのような燃えるものを感じました。内容を皆さんにも見せたいです。それで動画を入れました。見てください。
2013年12月6日金曜日
聖ニコラスの記念日。サンタ・クローズの起こり。愛の贈り物。

2013年12月5日木曜日
東北の女子高校生たち。今年、最後の学校。平和学習。
2013年12月4日水曜日
再び、聖ザビエル祭。あの感動。キリストの心で生きる。

2013年12月3日火曜日
聖ザビエルの祝日。戦後、間もなくの祭典は、忘れない。

2013年12月2日月曜日
夏休み訪問の家族。奥さん、神に召される。安息を祈る。
2013年12月1日日曜日
12月。落葉を拾うと夢がある。出会った人だけ宝がある。
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