長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年8月24日金曜日
入院7日目。千草さんが介護。平和活動も看護も愛の心
なんと言っても、今度の入院で、最もお世話になったのは、千草さんだった。今年、最初の入院のとき、洗濯物などで困っていた。見舞いに来た千草さんに、「なぜ、こない?愛を説いても、何になるか」と攻めた。「いそがしか、モン」が答えだった。千草さんの家は、病院から徒歩2分。「来てよ」のお願いが叶って、2回目の入院から介護に勤めてくれる。特に今度の手術後の看護と心配は最高だった。寝汗を拭く。着替えさせる。器械は危険を告げる。「千種さん、イエスは共に居る。ソバに居る。言葉があり、本にも書いてある。本当に、そのことを感じるの?」「平和運動で落ち込んでいたとき、寝ていたら、手が背中にくっついて、カラダを起こした。人は居ないのに、ああ、これは行きなさいと、神様の手だった」。千草さんは、様々な活動を実行している。今年は沖縄にも行った。広島にも行った。ダム反対や、平和行進など、運動をつづけている。「1日の最後に思うことは、世界の平和と、恩人、友人が幸せになること、ロザリオ、2本、3本、唱えると、自分の時間も少なくなる。でも夜に、すーっとして、達成感があり、心に静けさが湧いてくる。信者はソクバク感があるが、平安があるんです。メールで、お祈りしますと言いながら何もしない。後ろめたさがあるじゃないですか」。また、あの小さな冊子を思い出した。「神は愛なり。どういう形で、自分に納得できるか?」「神さまに守られている。1人で住んでいるが寂しくない。神は愛である。神は平和を愛する御方でしょう。平和運動に導いてくれた。守ってくれた。それが愛。導いても、苦しみは、ある。愛の導きに、背中を押してくれる。神さまの後押しがなかったら、困っている人に手助けしない。うちの母は言うんです。お前がやりたいことがあったら、この家(三つ山)を出て行きなさい」。千草さん、本当に、有り難う。よく支えてくれた。介護してくれた。アタマが、あがらんよ。でも、あなたのオシャベリには、少々、マイッタよ。
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退院の許可、本当に安心しました。
返信削除これからも、お祈り続けます。
千草さんの行動力は神さまへの愛の裏付けですね。すごい方です。ところで千草さんのTシャツ、いいですね。
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