2012年8月16日木曜日

キラッと光った一瞬の出会い。ご縁がつついて、佃煮に

偶然の出会いによって、1つの記事が書けた。あるんだな、そんなことが。だから人生は毎日がおもしろい。楽しい日々が過ごせる。福岡でお世話になった田中夫妻です。「お宅を見せてください」と押しかけた。立派な祭壇があって、感動もの。人生には、キラッと光る一瞬の出逢いがあるんです。話は、こう、です。いつも昼食後、しばらく自室で休み、午後から又、聖コルベ館へ出る。ちょうど庭の、聖フランシスコの像のところで、パッタリと、いま去ろうとする車に出会った。「初めて、来ました」「ええ、もう帰るの?」。それが田中さん夫妻だった。言葉を交わすと、田中さん夫妻は、18年間、亡き養父の墓参りをしているという。しかも、その養父は、戦後、ご主人の実母と再婚した義父で、叩いたり、言葉の暴力があったり、少年の頃の田中さんは、良い思い出を持っていない。それなのに、毎月、往復300kmから、長距離は、1000kmまで、転勤によって様々だが、それでも「毎月・欠かさず」墓参をつづけて来たというのです。エライじゃないですか。おどろきだよ。この出逢いだが、もし私が10秒遅く、部屋を出たなら、会うこともなかった。10秒、早く夫妻が車を出していたら、ああ、そうそう、思い出したよ、奥さんが車を降りて、聖フランシスコの像を写真に撮ったから、タイミングがピッタシ合ったのだった。出逢いとは不思議な出来事ですね。神さまのミステリーだよ。もう4年になるかな、田中夫妻とはご縁がつづいて、時折、思い出したように、奥さんが手作りの「つくだに」を2パック送ってくださる。食堂で、みんなで食べているよ。この立派な祭壇は、もらい物ですよ、と奥さん。お宅で、昼食の「冷やしソーメン」を食べて、観想修道女会へ連れて行ってくれた。


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