長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2012年8月19日日曜日
入院2日目。日曜日。ミサで祈る。やすらかな気持ち
病室の窓から見る外部の景色です。今朝は日曜日なので、病院の聖堂へお参りしました。毎朝6時に、ここでミサがある。シスターの姿が多いのにおどろいた。さすがは、長崎だ、と思う。もちろん祈りましたよ。これからの手術がうまく行きますように、と。でもイノチは神さまのことですから、お任せするしか、ありません。部屋に戻って、ゆっくりと、なる。幸い、1人の部屋でした。ふらりと、談話室へ行ってみた。テレビがあって、病人や家族、知人たちの会話もある。片隅に、小さな本棚があった。自然と、手が、そちらの方へ向いた。幾つかの本をあさっていると、1つ、小さな文庫本が目についた。150ページほどの冊子だった。パラパラとめくって、「ハッ」とした。「おお、これは、いい本だぞ」。内容は、2つに別れていて、前は、「霊性のマトメ」が、ポン、ポン、と書いてあった。後部は、イエスの言葉で、「グッ」とくる一句を選んで述べている。私が、目に止めたのは、前の部分で、霊性のマトメは、①神は愛である。②神のみ旨に生きる。③お互いに愛しなさい。④イエスは私のソバに共に居る。⑤「神よ、なぜ我を見捨て給うや」と叫んだイエスの、見捨てられたイエス。その後で、3つのことが述べてあった。聖書(神の福音)。聖体。マリア、である。「おお、なかなか、いい本じゃないか。分かりやすい本じゃないか。これを入院中に黙想しよう。★なかでも、心を惹かれたのが、「イエスは、私と共に、私のソバに居られる」という内容であった。
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続けてお祈りしています
返信削除レーザー治療のご成功をお祈り申し上げております。
返信削除ロザリオの祈りお捧げしております。
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