紙袋を探していると、こんな絵が出てきた。多分、以前、毎月通っていた島原半島のオバマ温泉宿、富士屋さんで描いた絵であろう。「露天風呂」は、いい気持ち。モミジの葉っぱが1枚、ひらひら湯に落ちて、浮き沈みするのを目(ま)の当たりにした。
★人生に、浮き沈みはあろうとも、まさかホームのお世話になろうとは、この時は思いもしなかったであろう。
★ホームの生活では、改築が進み、食堂や、風呂場に及んで、生活も変わってきた。ひと時の辛抱であろう。日曜日には、3人で朝・風呂に入っていたが、月曜に変わった。食堂も、少人数になり、淋しくなった。入江さんは、いつも私と共に居る。
★おかげで、日々、平穏・無事に過ごしております。今年になって、訪問者も居ない。絵ハガキが1通、フインランドの直美さんから、届いた。
★先日は、突然、電話があって、女性が長々と話し始めて、尽きなかった。立っている足が痛くなる。女性の話は、こうだ。「もう、40年前になろうか。オラショの旅に参加した。小崎さんに出迎えられて、親切にしてもらった。いまも忘れない。自分はAのグループで来たのに、Bのグループの人数に入ってくださいといわれ、おかげで誰ソレさんと親しくなった。いまも親交がつづいている。「長崎オラショの旅」の本を大切に持っていたが、いつの間にか、貸したら戻って来ない。買うには、どうしたら、いいでしょうか。送ってください・・・延々とお話はつづいた。
★40年も経って、こういう話が聞けるとは、幸せというべきか。この女性の人生も、同じように多くの浮き沈みがあったろうと思う。
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