新しい年・元旦。ホームの一室から見た今朝の日の出です。十字架に輝いて見えた。下は、有明海に反映している光です。その中間の、薄い細長い流れは、島原半島、雲仙岳の裾野です。雲一つない、すばらしい天候でした。「世界に、平和と、幸福がありますように・・・」
★あわただしい一日でした。普通の通りに、4時45分に起きる。日曜日。「神の母、聖マリア」の祭日。6時からのミサで祈る。ミサが終わって、撮ったのが、この日の出の写真です。夜勤の女性職員さんから「ここが、いいですよ」と言われる。そこは今度、改装した部屋でした。
★お年寄りにとって一番の楽しみは食べ物でしょう。朝食は、お赤飯、みそ汁、エビ入りの炊き合わせ、数の子、黒豆、牛乳でした。食事が終わると、早速、今年の一番風呂に、入江さん、キリエさんと、3人で、入浴した。「最高の気分だよ。恵まれて、いるな」
★新年の湯から上がると、顔は、まっかっか。その顔で、急いで修道服を着て、10時からの公式の新年のミサで祈りました。湯江教会は、大勢の喜びと希望に満ちた人びとであふれていた。
★11時30分から、お祝いの「新年の式」と、昼食会が始まる。食堂に全員が集まって、男性・女性の職員さんが、ずらりと横並びに揃った。中央に園長神父さま。舞台には、晴れ晴れと、国旗が飾られ、白い聖母マリアさまのご像。先ずは、全員で、国歌斉唱「君が代」を唄う。次に、「お正月」の歌。「なつかしい歌ですよ」。何の抵抗もなく、皆さんは大声で歌った。園長神父さまの挨拶があって、いよいよ次に、園長神父さま、職員さんが手分けして、各テーブルを廻って、皆さんに、「御とそ」を、順々に飲ませた。「ここまで来れば、お正月、気分に、なりますよ」。アヴェ・マリアの食前の祈り。カンパイ。
★昼食のメニューは、お雑煮、鯛の尾頭付き塩焼き、紅白のカマボコ、うま煮、栗きんとん、カニ爪、菊花かぶ、でした。大きな入った「お雑煮」を、私は、2杯食べた。
★午後は、しばらくベッドに横になる。「疲れたよ」。事務室の職員さんから、年賀状を渡された。長崎の聖母の騎士から、松下修道士さんが来た。3時から、いつものように「ロザリオ」です。「平和と、幸福を祈りました」
★おかげさまで、正月を迎えることが出来ました。ホームに来て、3度目の正月です。「ことし、イッパイは、がんばろう。すると、来年は、90歳になる。それが、ユメ、です」
★ついでに、夕食のメニューも書いておきましょう。ご飯、刺身、おにしめ、紅白なます、小豆入り泡雪寒、でした。
★いま、教会の夜の鐘が鳴り響いています。
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