これまで、日記に度々、入浴のとき、背中を流してくれる男性がいる、と書いてきたが、その男性とは、写真の入江さんです。91歳になります。とてもお元気で、ホームに入ってからも、隣の修道院の神父さんと鯛つりに出かけています。今月の下旬にも、漁船を頼んで、天草灘に、40cmの鯛をつりに行く予定と、ハリキッテいる入江さんです。
★その入江さんから、今日、「ほら、これ・・・みてごらん」と、一通の手紙を渡された。
★それは当時、聖コルベ館に居た私が、2010年4月12日の日付で、熊本に住んでいた入江さんに書き送った手紙だった。6年前になる。自分が書いた字、手紙をみて、何となく、なつかしい思いがした。
★当時、私は82歳。入江さんによると、私はボロの軽自動車を運転して、熊本の入江さんの自宅を訪ねたという。それがご縁で、入江さんは、修道会に寄付をしたい気持ちになった。手続きは、どうすれば、いいのか、という問い合わせがあった。その返事が、この手紙だったのです。
★古い手紙の日付、4月12日が、目にとまった。そういえば、「え? 今日は4月12日だよ」。むかしの手紙と、偶然の一致の日付に、何か、ふしぎなことを感じた。日にちが、ピッタリ合うではないか。それで今日の日記に載せることにしたのです。
★こうしたご縁もあって、入江さんは、昨年の8月に、ここのホームに入居する恵みとなった。
★6年経てば、ずいぶん変わるな。今では我が身は、ホームで、入江さんに、かえってお世話になっている。
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