北国の女子高校生たちが、研修旅行にやってきた。今年、最後の修学旅行のグループになる。張り切って、皆さんに話を聞かせた。「皆さんは、17歳。私も17歳のとき、大きな体験をした。それが原爆です。その体験は、廃墟の丘で、助けない。逃げた。許さない。家に帰ると、母は行方不明で、家は燃え尽きる。残ったものは、何ですか。それはイノチです。イノチの大切さ。コルベ神父の小神学校へ入って、コルベ神父は、どう生きたか。収容所で、みんなを助けた。ナチ兵隊も許した。困難が来ても逃げない。最後はイノチまで捧げた」。これが前編。ここまでは、いいんです。後半、「なぜ、コルベ神父は命まで捧げることが出来たのか?」と自問自答すれば、確たる答えが見つからない。例え、今の高校生に、「思いやり」「人の痛みが分かる」「悲しむ人と共に、苦しむ」「優しい人だった」など、手垢のついた言葉を言って、果たして女子高校生たちの心に染み通るだろうか。いつも悩んでいる。小崎修道士の語りを録音しておこう、など意見も出るが、「ジョウダンじゃ、ない」と身震いする。そんな自信は全くありません。話す度に、いつも迷っている次第です。結局、真剣に語っているか、通じるものは、心でないか。だから真剣に向き合おう。それしかない。今年、修学旅行の学校は、20数校が平和学習にきた。無事に終わった。1つ、乗り越えた感じがする。来年も、がんばろう。★信仰とは、何ですか?まず神を認めること。次に、自分の弱さ、罪を認めること。その上で、神は、私を助けて、救ってくださる。また神は、内的に、強め、力づけてくださる。これを信じること、これが信仰です。
この学校、私が以前勤めていた学校の姉妹校です。
返信削除なつかしい制服姿の皆さん、かわいいですね。
コルベ神父の生き方と死に方、私も最初に知ったのは、
高校生の時でした。
それが心のどこかに残っていて、十数年後子供を持って、
いろいろ苦しい経験もして、
自分の弱さと罪がわかった時に、
初めてコルベ神父のことが、わかり始め、
心で感じることができるようになったと思います。
この子たちも、いつか必ずそういう時が来るでしょう。
だから、コルベ館を訪れ、修道士さんのお話を聞くことで、
心に何かしらの痕跡を残すことは、意義深いです。
話した言葉やその内容でなく、それを話してくださった小崎様のその時の感情が若い人に伝わるのだとおもいます。
返信削除日曜学校の先生が話された言葉や内容は何一つ覚えていません。
でも、先生方の「信仰と共にいきるっていいですよ。私はそのなかで生きて幸せです。」という見えない、聞こえないメッセージは強烈に私の心にのこっています。
来年度も健康に相談して若い人へのメッセージよろしくおねがいします。
迷いながらも語り部をした、広島の1.5キロで被爆した祖母と同じ言葉です。2.7キロにいた母の沈黙、父登の迷い振り返り感じます。明るく登れるよう天使がつくこるべさんになれたのですね。最近ブログを見て数年前に娘といったゼノさんの服の展示思いだし友人が本を貸してくれたのです。トマさんありがとう勇気を
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