長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2013年10月5日土曜日
3つの色紙の文面に人気がある。描いて、送ってください。
となり町の女性が訪ねて来た。時々、電話をかけて、時間通りに、訪ねて来る。日記を読んでいるから、消息をよく知っている。韓国へ行きましたね。東京へも行きましたね。「ハイ、ハイ」。この間、カードが載っていたが、文章がよかったのが、3つあった。色紙に、その文章を入れて、描いてくれませんか。「誰に、あげるの?」「いや、自分で持つのです」。その3つの言葉というのが、次の通りです。①今は辛いけど、道の向こうには、幸せがある。『ブドウの絵』。②苦しみは、のちに、愛の喜びに、変わる。『ボタンの絵』。③ほんとうの愛に出会えば、苦しみ痛みは、のり越えられる。『バラの絵』。こうして描いたのが、③の色紙です。ボタンも、バラも、むずかしい。この絵のバラも満足には描けていない。ヘタは、ヘタでも、修道士が描いたと思って、カンベンしてください。3枚を早速、送った。手紙を、添えた。「時々、姿をみせてください。十分な解決のパワーは持ちませんが、寄り添う気持ちはあります。まだまだ長い人生です。例えいま落ち込んでいても、その状態は長くはつづかない。そう思って前へ向かって歩んでください。幸せ、祈ります。色紙は、あなたを覚えている」
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