長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年4月4日金曜日
温泉につかって、気持ちも晴れ晴れとなる。よっしゃ。
★温泉宿の朝食の風景です。大広間に、片側に20人あまりの男性グループがいた。当方は、こちらの片側に、たった1人だけ、ポツンです。男たちの年代は、70前後かな。近くの農村と、漁村のたくましい男たち。何かの会らしい。ここに「修道士」が居るなんて、全く想像もつかないね。彼らのゲンキなこと。「ご飯、おかわりッ」「こっちも、おかわり」。生きる力が旺盛だ。チャワンを上げて、催促している。お手伝いさんは忙しい。「もう、おひつは、こっちへ持っておいでよ」の声も。「こちらで注いであげます。美人から注がれた方が、いいでしょモン」。これには皆、素直に従った。★この度、温泉宿に来て、よかったと思う。気持ちが、すっきり、明るくなりました。「よし、ゲンキを出そう。まず声を大きく出そう。ヤッホー。ご飯の、おかわりーッ。それぐらいのゲンキで行こう」と思った。★与えられた「生」を生きる。苦しみがあっても、逆境に立っても、ハネのけてきた。乗り越えてきた。その証拠に、いまがある。今があることが、尊い。過去に耐えてきた。生きてこそ、いのちだ。★聖コルベ館に帰って、食堂に出た。「おお、いいカオ、しているな」と言われて、胸のうちで、「これから大きな声で、祈りを、しますよ」★175★
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トマさん、気分転換うまいな
返信削除まだまだ、皆に発信し続けてください。
また、来年コルベ館に行きますから