長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2013年2月22日金曜日
温かい陽ざし、顔はホホエみ、心はなごむ。さあ、出かけるか
「おおーぃ。出かけるぞ」。日当たりの、いい午後、クルマを待つ間の出来事です。聖ヨゼフのご像の前です。「こっちへ、来いよ。シャシンに写ろうぜ。春のような日差しで、気持ちが、いいよ」。ニコニコ顔の3人が、集まった。紹介します。左から、奄美出身の神父さん、82歳。次いで、ボク、85歳。その右が、会計長の修道士、長崎出身、79歳。いずれも後期高齢者だが、フランシスコ会の修道者だからね、みんな、ゲンキで、朗らかで、温かい心の持ち主ばかりだよ。「これから、クルマで1時間ほど走った田舎で、この近くで、働く同じ会の修道者たちの集まりがある。出かけまーす」。結局、この日、夕方から、夜にかけて、17人が集まって、お祈りをして、話し合い、会食を楽しんだ。みんな、がんばっているよ。すべては、信じる道を行くためよ。前にも、書いたが、「神の計らいは、限りなく、生涯、わたしは、その中に生きる」。常に、心の中で呼吸しているセリフだよ。会計の修道士は、17歳で入会したという。ボクも、17歳だった。「生涯、その中に、生きる」的中だよ。滝神父さんは、高校時代に、永井隆先生の著書を読んで、この道を目指したという。実は、それぞれ、3人とも、歳はとっても、弱い存在なんですね。常に、神さま、助けて、ください。導いて、ください、の気持ちですよ。かけ引きなく、マトモに、この道を直視しなければ、進むのは、むずかしい。祈り、祈った者が、最後まで、走りぬく。
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聖母の騎士修道院の皆さまの笑顔に
返信削除積雪150センチの札幌在住の私は元気を頂きました。
私も「神様助けて下さい。」「導いて下さい。」
と祈って行きます。
フランチェスカさん、札幌の積雪、すごいですね。
返信削除ご復活と共に、暖かい春が訪れることを信じ、
お互いに四旬節の間、祈ってまいりましょう。
凄く良い写真ですね。
返信削除元旦のエリザベットさん
返信削除メッセージ有難うございます。
必ず春が来ますものね。
お互いお祈りしてまいりましょう。
今年は小崎さんがお元気で嬉しいですね。
聖母の騎士4月号も楽しみにしています。