長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2014年5月12日月曜日
きのうは何か、いいこと、あったか。あった、タクシー客。
今週は、祈りの先唱をつとめております。声を、大きく、出すのです。若い者のは負けません。いつぞや、女性が、「修道士さん、お若いのね、お肌はツルツル。シワのない、いい顔をしておられる。何か秘訣がありますか」と問うた。別に心当たりは、ないのだが、「あるよ」と言ってしまった。「教えて」とくる。「そう、簡単には、教えられないよ」と、言ったものの、答えはなかった。が・・・、強いて言うならば、声をいつも大きく出しているから、かも知れない。★生きていることは、楽しいか。今日は、何か、いいことはあったか。めずらしい見学者は居たか。からだの具アイは、どうですか。何か、周りの人から、言われたことは、あったか。今朝、黙想のとき、考えました。★きのうは、タクシーの運転者が、女性の客、3人を観光でつれてきた。聖コルベ館も観光場所に入っている。知らなかったよ。「カトリックですか」「いいえ、違います」「コルベ神父、知っていますか」「知りません」。心して親切に案内してあげたよ。フシギのメダイを差し上げた。写真にとって、握手して別れた。顔のツヤツヤした修道士さんに手を合わせて、そりゃ「ごりやく」があるかもと、よろこんでタクシーに乗った。最後まで、見送った。
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