月曜日、トマのところに、入浴介護のヘルパーさんが来た。入浴中に、休みの日に家族で、ホタルを見に行ったと、教えた。そのことを修道院の食卓で、話すと、「え、ホタル、ねえ。懐かしいな」「行って見たいね」など意見が飛び交い、木曜日に、炊事のお手伝いさんがお休みを願っているので、この日の夜に見に行ってみよう、と実行しました。夕べの祈りを、きちんと果たします。ロザリオ、聖務の夕べの祈りを皆さんで唱えて、それから出発しました。クルマで、20分ほど走る。山手に入り、看板があった。「ホタルの里」。まだ明るいので、まだホタルは居ない。ちょうど、看板の前に、イタリア料理の店があるではないか。写真は今から、その店に入ろうとしている。イタリア料理は、ホンモノでした。イタリア留学や、滞在の体験がある者が大勢、居たので、皆さんは満足していただいた。食べるほどに、飲むほどに、あたりが暗くなってきた。お店の人の勧めで、「今が、見所の時間です」。30mほど降りると、橋があり、暗闇の中に、黄色く光る「ホタルだ」「おお、ここにも、ホタルだ」「居た、居た」と声を上げて、喜んだ。ホテルを見て、また満足した。参加者、8人。帰りのクルマの窓から、山手に光る家々の電灯が、ホタルの光に見えた。「ホタルの光、窓の明かりよ」。文化が進めば、ホタルの光も消えていく。悲しく思いながらも、9時には、帰宅した。
長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。 生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。 毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳
2013年5月31日金曜日
ホタルの里に、イタリア料理店。淡いヒカリに酔いました
月曜日、トマのところに、入浴介護のヘルパーさんが来た。入浴中に、休みの日に家族で、ホタルを見に行ったと、教えた。そのことを修道院の食卓で、話すと、「え、ホタル、ねえ。懐かしいな」「行って見たいね」など意見が飛び交い、木曜日に、炊事のお手伝いさんがお休みを願っているので、この日の夜に見に行ってみよう、と実行しました。夕べの祈りを、きちんと果たします。ロザリオ、聖務の夕べの祈りを皆さんで唱えて、それから出発しました。クルマで、20分ほど走る。山手に入り、看板があった。「ホタルの里」。まだ明るいので、まだホタルは居ない。ちょうど、看板の前に、イタリア料理の店があるではないか。写真は今から、その店に入ろうとしている。イタリア料理は、ホンモノでした。イタリア留学や、滞在の体験がある者が大勢、居たので、皆さんは満足していただいた。食べるほどに、飲むほどに、あたりが暗くなってきた。お店の人の勧めで、「今が、見所の時間です」。30mほど降りると、橋があり、暗闇の中に、黄色く光る「ホタルだ」「おお、ここにも、ホタルだ」「居た、居た」と声を上げて、喜んだ。ホテルを見て、また満足した。参加者、8人。帰りのクルマの窓から、山手に光る家々の電灯が、ホタルの光に見えた。「ホタルの光、窓の明かりよ」。文化が進めば、ホタルの光も消えていく。悲しく思いながらも、9時には、帰宅した。
2013年5月30日木曜日
いい思い出、沢山つくろう。楽しさが、瞬発力になる
今の生活は「生きる」ことを考える。からだの機能は、完全ではない。しかし残された部分で、精いっぱい、生きていく。それで、いいのですと自覚している。むかしは、ゲンキだった。ルルドの上の運動場まで、走ったまま、到達していた。それだけ、パワーがあった。今は、もう出来ない。足腰、痛い、残された能力で、満足して、十分、生きていけば、いいのです。★女子高校生たちが、10数名、聖コルベ館を訪ねた。「修学旅行は楽しいか。いい思い出を、いっぱい、つくってください。それが幸せです」。そんな気持ちで迎える。女子高校生たちに何を話すか。いつも悩みます。コルベ神父の事を語りたい。だが、これは難しさも、ある。自分の経験を話した方が、話に迫力は、ある。コルベ神父からイノチを助けられた男性は言った。「自分はイノチもらったために、苦しんだ。自分が、生きていいのか、悩んだ」という話をした。コルベ神父に、恩は返せない。これからは、別の場所で、別の人に返していくしか、ない。君たちも、恩は、先生に、恩人に、家族に、十分に返せないよ。だから別の場所で、返していく。その気持ちで、人生を生きたいと思う。★出会いの、楽しみ。祈りの、楽しみ。それぞれ有るけれど、愛する、楽しみ。有るだろうか。愛とは、いっしょに居て、楽しい気持ち。愛とは、同化したい、気持ち。燃えるものが感じられるか。「この世で、いちばん大切なのは、愛と、イノチなんですね」。その思いを、枯れさせては、ならぬ。
2013年5月29日水曜日
教皇さまのハンカチ。愛の話を聞かせてください
2013年5月28日火曜日
アメリカ軍艦の従軍司祭、コルベ部屋で、平和と愛を祈る
2013年5月27日月曜日
教会で結婚式を挙げた夫妻が、男の子を抱えて1年半ぶりに
2013年5月26日日曜日
空は晴れて、ルルド祭り。聖コルベの愛と平和を祈った
恒例のルルド祭りの日です。聖コルベがこの地に修道院を設置したのが、1931年、昭和6年の5月でした。その翌年、32年、昭和7年の5月に、ルルドを開いた。あれから今年で、81年になる。★このルルドに最初に来たのが、母親と一緒で、昭和18年、43年、15歳の春だった。あれから1人でも来るようになり、自発的に掃除などもしていた。やがて修道院内にも出入りし、ローマン修道士制作のご像を磨く仕事も手伝った。原爆の後で、正式に入る。結局、ルルドへの参拝が、この道に導いたと思う。ルルド祭りの度に、感謝の心が湧いてくる。★コルベ神父はポーランドへ帰る。戦争に巻き込まれる。クリスマスのお祝い日に、700人も居るニエポカラヌフ修道院の皆さんの中から、20人ほどを呼びかけて、一堂に会したとき、コルベ神父が打ち明けた。やがて戦雲が来ること。自分はマリアさまから天国を約束されたこと。そのお示しは、長崎に居たときに示されたこと、など。「長崎の、どこですか?」。場所は教えなかった。修道士たちの憶測で、「ルルドでは、ないでしょうか」。このルルドは聖コルベが最も好きな場所だった。★ルルドの聖母を仰ぐとき、「戦争前も、戦争中も、戦後も、同じように、手を合わせ、長崎の町の方へ向かって祈る聖母マリアを思い出します」。お恵みがある。ありがたいですね。★原爆医師、パウロ永井隆博士も、原爆で重傷を負ったが、癒される奇跡の恵みをいただいた。★今年のルルド祭りの司式・説教は、滝神父。大勢の信徒が参加し、祈った。
2013年5月25日土曜日
色紙を描いた1枚です。ボタンの花はよく描けている?
原爆の被爆者は、年に2回、春と、秋に、健康診断がある。どこの病院の検査でも、同じ数値が出るんでしょうが、原爆の血液検査は抜群によいと、信頼している。そこで、先日、検診に行ってきた。検査の数値は、10日ぐらい経ってから、郵便で通知してくれる。昨日、その数値が届いた。1番、気にしているのは、腎臓の機能です。昨年は、尿が出ずに、6回も入院した。ニガイ思い出がある。あの時は、腎臓が腫れて、機能が低下した。幸い、尿が出始めると、機能が復帰してきた。今度の数値は、「クレアチニン、1.09」「尿素窒素、15.6」、肝機能「GOT、24」「GPT、16」、いずれも正常でした。イノチは神さまのことです。ニンゲンは生命を伸ばすことは出来ない。感謝ですね。「苦しみがあっても、希望を持とう。苦しみは必ず、喜びに変わるだろう」。そのように信じて、生きて行きたい。★明日は、恒例のルルド祭です。天気は上々のようです。午後から、ルルドのお水、500mlを400個、準備して、参加者に配布するそうです。聖母の騎士のコルベ神父のルルドのお水は、活力と癒しのお水です。祈りが、こもっている。
2013年5月24日金曜日
ああ、あのアシジの聖フランシスコ大聖堂・献堂記念・祝日
思い出します、アシジの聖フランシスコの大聖堂を、忘れません。今日は献堂式のお祝いで、聖務と、ミサで祈りました。朝、食事のとき、「献堂されたのは、何年ですか?」と問うた。食卓のメンバーには、アシジの大聖堂で生活した修道者が、5人もいる。アシジの話になると、盛り上がる。すぐ答えが返ってきた。聖フランシスコが亡くなったのが、1226年。2年後には、聖人にあげられる。翌日、起工式がおこなわれて、1239年には、完成した。献堂式は、1253年になっている。写真は大聖堂の夕暮れです。何度も訪ねました。何日も泊まりました。修道院にも泊まりました。ユスチノ田川幸雄修道士の想い出もある。アシジは何度でも、行きたい、憧れの巡礼、祈り、黙想の場所です。聖フランシスコの生き方は、すべては神さま、人間も、動物も、流れる水も、大空も、すべては兄弟、姉妹です。何も持たない、愛だけ持っている。あこがれるんですね。そういう心の時代が人生にはある。持たない人が強い。執着しない。安堵がある。人の心は肉体に閉じ込められているから、打ち明けなければ、わからない。もどかしさは、ある。本当に幸せになるには、聖フランシスコよ、教えてください。
2013年5月23日木曜日
ヘタな色紙も、言葉が光る。あなたを支える、珠玉の一句
2013年5月22日水曜日
気温、上がる。体調は、よし。朝は、5時に起きて、祈ります
2013年5月21日火曜日
教皇さまの写真を入手。いい写真だね。資料室に3人の客
パパさまの写真を入手しました。いい写真ですね。気に入りました。教皇フランシスコ。1936年12月17日、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ、76歳。イエズス会員です。アシジの聖フランシスコの名前を名乗りました。貧しい人たちを、こよなく愛するパパさまです。このカードの裏には、「憐れみ、そして選ばれた」と書かれている。★聖コルベ館に、母と、娘と、孫娘(小2)が入ってきた。しばらく資料室を見ていたが、修道士に声をかけた。「少し、お話しを聞いてもらっても、いいですか?」「ええ、いいですよ」と、黒い長イスへ導いた。母が言うには「自分は仏教だが、なぜかマリアさまに心引かれる。6年前に主人が病気をして、大浦へ行くと、コルベ神父さまの暖炉があった」「お母さんは、暖炉の所で泣くんですよ」と娘。自然に涙が出てきた。遠藤さんの「沈黙」「女の一生」、1部も、2部も読んだ。長崎のコルベ神父も読みました。★ニンゲン、迷いや、弱さや、欠点など、いろいろ有るが、コルベ神父さまのような人も居る、それが人間の希望ですね。自分で、自分の、ジンセイを、つくろう。人のセイにするな。受け身じゃダメね。与えられた生。自分がつくっていく。何が真実なのか、自分で作ったと、満足すれば、それが幸せでしょう。★ざわざわと、韓国の人たちが入ってきた。雲仙の殉教祭に参列し、祈った皆さん28人だった。母と、娘と、孫娘は、立ち去った。
2013年5月20日月曜日
東京から1泊の夫妻。ひょっこり、やって来た。うれしいよ
2013年5月19日日曜日
甘夏ミカン、大きいな。送ってくれて、ありがとう
2013年5月18日土曜日
奉仕のシスターたち。巡礼に来る。ゆっくりお祈り、癒す心
2013年5月17日金曜日
ガンと言われて、5年目。予約の診察日。今度も無事か、な?
予約の診察へ出かける。気が重いですよ。早めに、白浜さん運転の車で、泌尿器科へ。前の診察のときに出していた『細胞診』は幾らだろう?これが気になる。尿うぃ採取して、しばらく待っている。呼ばれて、「お世話になります」「韓国、旅行しましたね?」「ハイ、無事に行ってきました」「キムチ、食べました?」「辛いものは食べません。腎臓、1つしか、ないから」「ああ、そうだったね」「細胞診、幾らでした?」「どれ、どれ。1、ですよ。全く正常です」。ホットする。『イノチ、つなぐ、そんな気持ちです』(よかったなあ、とは、こころの内)。「次の診察のとき、ステント、入れ替えの時期、決めましょう」「ハイ」「6月下旬か、7月初め」「わかりました」。これで診察は終わった。もう1度、ホットして、門を出た。帰りに、耳鼻科へ寄る。左耳の治療を行なう。果物屋で、スイカの切れ端を見つけた。(スイカは、腎臓に、いいからね)「スイカ、ください」「400円です」。聖コルベ館へ戻ると、11時だった。
2013年5月16日木曜日
資料室が、若者の声で賑わった。ゲンキをもらったよ。夢も
2013年5月15日水曜日
26聖人の映画を見せて下さい。夫妻が涙を流した
2013年5月14日火曜日
まだ生かされる。ありがたい。痛くても、朝は来る
退職して、10年になるという男性は、おいしそうに、お酒を飲みながら、つぶやいた。「まともに、働いたけん、安心が、ある。平和たい」。なるほど、味のある言葉だな、と思った。「いまは、三味線を習っている」「優雅や、な」と応答した。しばらく、沈黙が、つづく。手前が、言った。「そうやな、ジンセイ、いろいろ有ったが、まだまだ生きている。フシギやな、思うよ。生きているのが、ありがたい」「そうや、そうや」と、相手も、納得してくれた。ジンセイとは、なんぞや。誰かが言っていたな。「人生は、与えられた、時間だ」と。確かに、そうだな、と納得する。短く生きる者も居れば、長く生かされる者も居る。誰に、どれほどの時間が与えられるか、分からない。精いっぱい、生きようではないか。自分のジンセイ、大切にしよう。「若いころ、よく病気したよ。苦しみの最中、出て行け、という人も居た。だが、助ける人も居た。乗り越えてきたんだよ。まだゲンキが残っている。痛いところ、いろいろ有るが、まあ、ガマンすれば、明るい朝も来るさ」。相手の男性は、黙って、お酒を注いだ。言葉では言わぬが、人間は、肉体ばかりでなく、霊的なものも持っている。肉体も、生かす、霊的なものも、成長させる、そうでなければ、充実したジンセイとは言えないよ、な。
2013年5月13日月曜日
なぜ長崎巡礼に来る?長崎で韓国の人は何を感じるか
2013年5月11日土曜日
韓国の旅の介護役・白浜忠美さん。荷物運びにアセ流す
2013年5月10日金曜日
車椅子の女性、ブログの最初からの読者。会えて嬉しい
2013年5月9日木曜日
トイレで助けられ、転倒で助けられ、無事に終わった旅
2013年5月8日水曜日
韓国の皆さんにお世話になった、自信もついた、恵みの旅でした
2013年5月7日火曜日
韓国への旅。7日目。長崎へ、旅を終わる
2013年5月6日月曜日
韓国への旅・6日目。聖堂でミサ。長崎巡礼と李・大司教さま
2013年5月5日日曜日
韓国への旅・5日目。ルルド聖母堂の崔・大司教の説教
2013年5月4日土曜日
韓国への旅・4日目。いよいよ本番。晴れの受賞式で頑張る
2013年5月3日金曜日
韓国への旅・3日目。フランシスコ会の修道院を訪ねる
2013年5月2日木曜日
韓国への旅・2日目。広安里のビーチでゆっくりと過ごした
