小崎登明の93歳日記

長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。                            生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。           毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳

2021年3月8日月曜日

祈りは必ず届きます。愛であり命である神さまは、天の(パパ)お父さん

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【写真・哲&ミキ】 トマが、母から貰った形見のロザリオ。 ★午後3時過ぎ、ベッドに大向けになって、ロザリオを唱えていた。苦しみの玄義「イエスがムチ打たれ、ペトロにも裏切られる場面」を祈る。(イエスさま、可哀そう。夜、かがり火の中で、ペトロは「知らん」と3度も否むなんて) 丁度、そ...
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2021年3月7日日曜日

ホームの誕生会。居れなくて残念や、な。痛み無く眠る。聖母の騎士所属

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毎月の初土曜日。ホームでは昼食の時、その月に生まれた入居者の「誕生会」のお祝いが、豪華に行なわれます。 3月の1日が、トマの誕生日ですから、真っ先にお花と小さな灯とお土産が頂けるはずでした。残念、入院中です。 今月の職員さんによる恒例の出しものは「キャンディーズ」の春一番だったそ...
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2021年3月6日土曜日

ふしぎにも痛みなし、正常の眠り。ご飯も食べた。出る元気。明るい朝

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昼中、主治医の松添大助先生、笑顔で来られる。「希望を持ちましょうね」。登明カードを並べて「3月の計画は、これを配布する事です」「いい絵と字だな、いいですよ」 ★夕方、加藤周子先生が笑顔で来られる。「楽しみは何ですか」 同じく登明カードを広げて、「これを配布するつもりです」「すばら...
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2021年3月5日金曜日

昨日の病状。全身からチカラが抜ける。美帆の歌が慰め。カルワリオの道

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2月5日(金)に、入院する。今日で、丁度、1か月。最初は一般病棟の2階だったが、24日にホスピス病棟、4階に変わった。 ★昨日は、午前中、シャワ―を浴びる。午後も、幾つかの携帯の対応も出来た。鼻サンソは付けていた。朝食、昼食、夕食も完食する。しかし食欲は全くない。 ★8時半、オシ...
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2021年3月4日木曜日

急変・呼吸サンソ、91。酸素吸入。腹部痛み。眠れない。どうなる?

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 昨日は調子が良かった。朝食、昼食、完食する。ところが午後、腹部の痛み、心臓パク、パク。呼吸もキツイ。起きると、背中も痛い。疲労感というか、夜の感覚が昼間に出た。 夜勤の看護師に交代。夕食は食べたくない。奄美みかん、ひなあられを食べる。サンソを計ると、91。こりゃ、まずい。酸素吸...
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2021年3月3日水曜日

病者の秘跡を受ける。「タマシイの癒し」.主よ、御身の杯を、飲みます

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93歳の誕生日に、ホスピス病棟で、午前7時に「病者の秘跡」を受ける。受けた後に、感謝。その後で、考えた。 ★【信仰とは何だろう?】。母から貰った遺産です。北朝鮮では、母と2人だけのカトリック。母の故郷、浦上に来た時、浦上天主堂、1万2千人のカトリックに驚き、喜んだ。病気が癒えて、...
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2021年3月2日火曜日

「来ータッ」誕生ケーキ。看護師さんの祝い色紙。電話15。英仏からも

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コロナ禍で、病院の面会は厳しく禁止。誕生のお祝いケーキは、病院付のシスターに託された。「白浜さん、からよ」「ああ、うれしか」。白浜さんは美味しいケーキ屋を知っている。もう10年来、豪華な誕生ケーキで祝ってくれる。「長生き、せんば、たい」 チョコの前にあった象さん。長生きの象徴だそ...
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自己紹介

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小崎登明
長崎市, 長崎県, Japan
長崎県在住のカトリックコンベンツアル会の修道士。コルベ記念館の館長を務める。ここでの活動の他に、原爆被爆体験の語りべ、平和学習活動にも取り組む。ホームページURL http://sites.google.com/site/tomaozaki/
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