小崎登明の93歳日記

長崎のカトリック修道士。17歳の時、原爆を受けて、この道に入る。                            生かされて来た数々の恵みの中で、今年の1月、最大の試練「すい臓がん」を告知された。 「みむねの・ままに」。孤独と苦痛に耐え得るチカラを日々、祈る。           毎日、日記を書き続けて13年。今、長崎市の病院・ホスピス病棟で暮らす。 追記 2021年4月15日 午後6時48分 帰天されました。享年93歳

2020年10月7日水曜日

90過ぎれば、5つの「ア」。ガンチクのある言葉だね。今が、その時

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昨日は、歯医者さんへ。 「車が、ない。頼みます」 元・教頭先生にお願い。 「トマ校長の願いなら、OK」 喜んで、送迎してくれた。 学校で、一緒に、苦労の6年間。 「今は、将棋と、イヌの散歩」 ★昨日は、歯の診察日。上の奥歯に、穴があいている。どうしても治療に行きたい。ホームの事情...
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2020年10月6日火曜日

月下美人。1夜だけ華麗に咲いて、朝には、しぼむ。人の生涯も同じ

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昨夜、月下美人が、花開いた。 1夜だけ、闇に華麗な、白い花。 今朝、ミサ帰りには、この姿。 見られ、誉められ、なぜ咲かぬ? ひっそり、精一杯、咲いて、しぼむ。 「こころ生き」は、なにも、ない。 人の生涯も、また同じ、か。 ★これまで何度も、月下美人の満開の白い大きな花を日記にも載...
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2020年10月5日月曜日

ホームに暮らして、6年。ボンヤリじゃない。光る足跡。出会いの切り札

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 イッパイの、うどん。 昼食に出た、うどん。 なぜか「峠の、うどん屋」が浮かんだ。 「あそこの、うどん、ウマかったな」 峠を下って、温泉地へ。 療養気分で、塩湯に、ひたる。 食べるのは、牛肉のてんぷら。 10月で、ホームに入居して、まる6年になる。入居した当時は、落ち込みが、ひど...
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2020年10月4日日曜日

憧れる修道士の道。祈りと兄弟意識で乗り越える。聖への追求は残る

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 アシジの聖フランシスコの祭日。写真は、ホーム・湯江教会に飾られた聖フランシスコのご像です。「フランシスコ」は、教皇さまのお名前でもある。またホームの名前も聖フランシスコ園です。ホームのお祝い日でもある。昼食には、ちらし寿司と刺身が出ました。 ★聖フランシスコのどこに惹かれて、フ...
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2020年10月3日土曜日

誕生会だよ。出たーッ。「浪花節だよ、人生は」踊り。生きて老いとなる

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誕生会だよ。 職員さんの「出し物」は、何んね? 「浪花節だよ、人生は」 義理か、人情か、懲悪か。 蓄音機が、あってね。レコードで、子供の頃、よく聞いたモンだよ。おとな連中に混じって、ね。「森の石松」「清水のジロウ長」。こりゃ、受けるバイ。 出たーッ。 職員さん達、家に帰れば、「マ...
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2020年10月2日金曜日

稲穂が、稔る。秋だね。『こころの時代』長崎地方で、再放送。有り難い

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流れる小川。細い田舎みち。遠くに、山。広がる稲穂。泌尿器科へ診察へ行ったとき、「高原さん、脇みちに入ってくれる、写真、撮りたいから」と願った。ハンドル切って、入った所が、ここ。「川に、落ち、ちゃイケンから、な」と言いつつ「逆光線だ、ね」。でも、景色に満足した。「秋だ。早か、な」。...
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2020年10月1日木曜日

昨日の診察は?大曾昭神父の命日。2年目。幼いイエスの聖テレジアの日

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昨日の診察。待つ間、トマは考える。いま、必要なのは、何か?「辛抱」と「気力」は勿論。そして「信頼」だね。神さまへの信頼だよ。自分に起こることは、神さまの「愛」につながっている。「摂理」だと信じる。起こることは、神の愛だと「信頼」して受け入れる。それが、なければ、いまのトマは、生き...
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自己紹介

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小崎登明
長崎市, 長崎県, Japan
長崎県在住のカトリックコンベンツアル会の修道士。コルベ記念館の館長を務める。ここでの活動の他に、原爆被爆体験の語りべ、平和学習活動にも取り組む。ホームページURL http://sites.google.com/site/tomaozaki/
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