箸を動かし始めてから気が付いた。「そうだ、デジカメに撮ろう」。諫早の、うなぎ専門の食事処。ここのメニューには、ウナギしか、ない。創業は文久三年というから、江戸時代だろう。大戦にも、水害にも、乗り越えてきた。イキな感じの店です。
★諫早には、1つの大きな川が流れている。その川で、ウナギが採れたのであろう。お殿さまも、食したに違いない。
★ウナギは、殆ど、食べなかった。精肉店の息子だからね。食材がないと、店の牛肉を食べる。ハムも高級なものを並べていたが、食べなかった。いまだに、ハム、ソーセイジには、箸が寄らない。海の食材、ウニ、海のカキ、イクラ、クジラ、食べていないね。幼少の頃の食生活が、老年になっても、尾をひく。母親は、何でも子供に食べさせ、経験させるべきだと思うよ。
★ウナギのかば焼きは、別だったね。ポーランド人の修道士、カシアノさんが作る料理には、ウナギのかば焼きは出なかった。ところが、食べる側から言わせれば、ウナギかば焼きが大好きなポーランド人修道士が居た。調理が日本人修道士に代わってから、時折、修道院の食卓に、ウナギが出た。そりゃ、目を、まん丸くして喜んだ。あのポーランド人のほほ笑みを、いまも忘れんね。
★ウナギはウマイと思わなかったが、晩年は、抵抗なく食べれるようになった。諫早の食事処のウナギは、スゥーッと入って行くんだね。赤い容器が独特でね。「らくやき」といって、ウナギ専用の容器だそうです。汁をご飯にかけるように、サジも付いている。コロナの関係で、席が抜けていた。
★年に、1度か、2度しか、この食事処に行かないから、カンベンしてや。ウナギを食べるなら、やっぱり、おいしい店へ行きたい。ゲンキを出そう。長生きしよう。そう思うよ。残り少ない人生にも、生きる意味はある。いい事も起こるよ。ガマン、我慢の後に、すっきりした青空の晴れ間がくるだろう。
おいしくごはんがいただける幸せですよね
返信削除いつまでもお元気で😊
「らくやき」の器にあがったうなぎは、
返信削除珍しいように思います。
上手に写真に撮ってくださり、元気が出そうです。
この夏も特別暑くなるようですから、うなぎは
食べておきたい食材ですね。
ポーランド人修道士さんも好まれた日本の味。
この時期の外出があり、召しあがれてよかったと
思います。
「箸が寄らない」という表現をまた学びました。
進まないとか、好まないとか、いただかないとか
いろいろ似たようなところを指す表現はありますが、
「箸」を主語にすると、向きがやわらなくなるように
感じられます。
トマさん、外出を支援くださった高原修道士さん、
おかげさまで食べる気力がわきます。
改めてありがとうございます。