★私が書いたのは、4文字と「梅雨」だった。「我、思う。昔の人を追想する」「永らく、ここに、こうを想う=永く孝行を尽くすことを、時に銘じる」「ばんこの、こうふう=古代の高尚な風格」。そして「梅雨」
★墨で、古語の漢字を書くと、なにやら身の引き締まる思いがする。それだけ文言には、チカラがある。世は変われども、心に流れる思いは、いっしょではないか。古人への思い。孝行を尽くしたか。風格の尊重。立派な生き方を望む、それが人情だ。
★山の施設から、3人が老いて、ホームに入居した。その中の1人、昭一さんも書道に来て、私の横で、「初めて、字を書いた」と喜んだ。字のヘタ、ジョウズ、問題にしない。自分の個性で、自分の字を書けば、いい。「挑戦してみよう」その心意気が大事です。先生も丁寧に、ホメたり、支えたり、声をかける。そのほほえみに、やる気が出る。ホームの生き方は、戦いでなく、幼い気持ちに戻る事です。
★ホームは元気な男子が少ないから、期待される。食堂の掃除や、屋外の作業なども喜んで、この顔でカラダを動かしている。この2人、いや3人とは、ナン十年も知っている。「トマさん」「トマさん」と手をあげて近寄ってくる。「こっちまで、こころ、あたたかく、なるよ」
書の写真が一番最初に目に入り、
返信削除思わず「ほーっつ」と声が出ました。
この力強さ、意思、願い、流れ!
清瀧が岩を打つ様子を見るようです。
トマさんの筆運びには神の業が現れていると
思います。
山の施設からいらしたお3方におかれては、
入所おめでとうございます。
晴れ晴れとした笑顔に、神の声に従った
山の施設でのお暮らしが、全て理にかなった
自然で幸福な技の積み重ねであったことを知らされます。
感動いたします。
トマさんの描かれた十字架を背負う絵のままに
暮らされた山の家は離れられた訳ですが、
これからも安全な環境で持てる力を十分発揮され、
お元気で過ごされますようにお祈りします。
トマさん、心に芯を通す助けとなる発信を
今日もありがとうございます。