誕生日、3月1日の日記の最後のところに、浜松の酒井ひろみさんから、お祝いのカードが送られてきて、「木製の、軽い、漆塗りのカップも入っていた」と書きました。それだけで終わっていたのですが、きょう、ひろみさんから手紙が届いた。それには、こう書いてあったのです。「施設での生活で、以前は、お寿司屋さんで使われている大きなお湯のみを、使われていた人が、だんだんと手の力が弱くなり、歯磨きコップで茶を飲むようになりました。それをヒントに、今回のプレゼントをさせていただきました。歯磨きコップより、ましですよね」。心のこもった、そのコップが、これです。説明文で、胸が「キューん」となりました。もう1度、手に持って感触を感じると、本当に、軽い、りっぱなコップです。品格もあるしね。世の中には、隠された、わからないで、見過ごしてしまう出来事があるんですね。ただコップを見るだけ、触るだけでは、わからない、小さな1つのコップにも、こんな奥深い愛の物語があったんですね。ひろみさん、ありがとう。
とても良いカップですね。私も北海道の木をくり抜いて作ったというカップを持っていますが、木のカップは軽くて温かくて、人に寄り添ってくれる感じがします。末永くご愛用なさってくださいね。
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